欧米の母親業、大変なのは子どもの送迎?

2006/04/01 10:48 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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まだウォール真木の長女が2歳半、次女が生まれたばかりの頃。銀行で彼女たちをつれて順番待ちをしていると前にいた中年のおじさんが話かけてきました。

おじさん:「可愛いねぇ。僕も娘2人なんだよ〜」
私:「へー、何歳っすか?」
おじさん:「10歳と、12歳」
私:「あぁ、いいですねぇ。その頃になったらききわけも良くなるだろうし、子育ても一段落で楽だろうなぁ……」
おじさん:「いやあ、別のことで大変になるんだ」
私:「……え(汗)?」

と、その後おじさんが教えてくれたのが一体なにが大変かということ。なんでも子どもの習い事などでいつも忙しく車であちこち行き来するため、本当にヘトヘトになってしまうそうです。確かにアメリカの子どもたち、スポーツやらなんやらで習い事が本当に多い。子ども1人で2つ3つは当たり前です。子どもが何人もいる家は、放課後から夜遅くまで予定がギッチリなんてのも珍しくないのです。しかも移動は車が中心ですから、親が送迎をしなければなりません。これが本当に半端じゃなくツライ!

もちろんこの負担を軽くするために複数の親が「カー・プール」といって当番制で送迎をする場合もありますが、それでも毎日のようになんらかの子どもの用事で親は車を走らせています。

ところでアメリカの話題ではないものの、しかし似たような事情と思われるイギリスから興味深いニュースが飛び込んできました。とある企業が調べたところ、なんでもこの親が子どもに提供する送迎「サービス」を、タクシーの金額に換算すると、1年間でなんと10,000ポンド(日本円で約200万円)にもなるのだそうです。しかも母親の負担が特に多く、8,000ポンド(約160万円)で、対する父親は2,000ポンド(約40万円)。まあ時間的に子どもと接する時間が多いのは母親ですもんねぇ。

それにしても、ウォール真木もバレエだのスイミングだのと娘2人のレッスン関係で週何度か運転手をしております。しかも今度これにピアノが加わる予定……。うわぁ(涙)。まだ今のところは娘たちが一緒の習い事をしていてくれるのが幸いです。これが将来好みが別々になって1人はサッカー、1人はダンスなんてことになったら、もっとややこしいことになりますな。やれやれ。

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