売春婦がこぞってキャリア・チェンジ? その人気職業とは。

2006/03/31 11:06 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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売春が合法化されているドイツ。今年はサッカーのワールドカップも6月に開かれ、観光客が増える分性産業も活性化すると、業者の間では平常時より30%の増収を見込んでいるとか。なんだかなぁ(汗)。

現在ドイツでは「パートタイム」も含めると、推定400,000人以上もの売春婦がいるといわれています。そして海外から流れてくる出稼ぎ嬢の増加などで、結構競争も激しいとか。30歳を過ぎるともう人気がなくなり「退職」する売春婦も少なくないそうです。しかし30歳といえば、世間一般ではまだまだ稼ぎ時。というか仕事しないと生活出来ません。年金受け取るには早すぎるし。

そこでドイツはノルトライン・ヴェストファーレン州にある教会では、福祉活動の一環として次のような試みを始めました。それはなんと売春婦の「定年後」の生活を助けるため、彼女たちを対象にしたキャリア育成講座を開設するということ。すでに講座の申し込みは満員だそうで、順番待ちのリストも長いそう。

で、彼女たちが転職したい職業先というのが「看護婦」と「テレフォン・セールス」なんだそうです。ある意味彼女たちが働いてきた世界というのは「人のケアをする」職業の上、客商売ですから会話術もたくみ。そんなバックグラウンドを持ち合わせた女性たちに対しては、ふたつの業界も好意的な声を上げているとか。とある医療ケアをサポートする協会の役員も

「医療福祉に携わるプロフェッショナルも最近どんどん若い人々が減っていき困っていたところです。ケア提供の需要を満たすにも、どんどん新しい人材が欲しい」

と語っており、思わぬ分野からの転職ブームにも歓迎の意を表しているそうです。何はともあれ、頑張って下さいまし。

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