志村けんが一座を結成、憧れの寛美作品やドリフコントに挑戦。

2006/03/29 10:05 Written by コ○助

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「8時だョ!全員集合」が劇場からの公開生放送だったことを考えれば、ザ・ドリフターズはテレビよりも舞台が主戦場だったとの見方もできるなりが、メンバーの志村けん自身も舞台へのこだわりが相当強いようで、これまでテレビや雑誌のインタビューなどでたびたび「舞台をやりたい」という趣旨の発言をしていたなりよ。ライブ感があり、作り込むことができる舞台なら、テレビとは違った「笑い」を提供できる。「笑い」にこだわりを見せる志村けんならではの思いがそこにはあるなりね。

そんな志村けんが、ついに自分の一座を旗揚げし、4月6日から20日まで東京・池袋の東京芸術劇場で旗揚げ公演「志村魂(こん)」を行うなりよ。志村けんの代表作である「ドリフコント」や「バカ殿様」に加え、20代の頃から見続け、舞台への思いを再認識させてくれたという藤山寛美の作品にも挑戦する意欲的な舞台に仕上がっているようなりが、芸能界に太い人脈を持つ志村けんだけに、なかなかの人材が揃っているなりよ。どのような舞台になるのか、簡単に概要をまとめておくなりね。

[志村けん一座旗揚げ公演 概要]
公演名:「志村魂」
場所:東京芸術劇場中ホール(東京・池袋)/中日劇場(名古屋)
日程:4月6日(木)〜4月20日(木)/4月22日(土)〜4月30日(日)
内容:第一幕「バカ殿様」「コントライブ」/第二幕「一姫二太郎三かぼちゃ」
出演者:ダチョウ倶楽部、池田成志、山口もえ、多岐川裕美、地井武男、くまきりあさ美ほか
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ、ラサール石井ほか

出演者の多くはこれまで志村けんがテレビで積極的に起用してきた、いわゆる「志村ファミリー」の面々が中心なりね。演劇の世界で高い評価と傑出した才能を見せているケラリーノ・サンドロヴィッチやラサール石井が作・演出に名を連ねているのは意外な感じも。この2人が噛んでいるならば下手な舞台にはならなそうなりよ。

この「志村魂」について、志村けんが読売新聞のインタビューに答えているなりね。意気込みなどを語っているので、少し見ておくことにするなり。

「(これまで芝居の舞台をやらなかったのは)コントは1本が10分ぐらいで、いろんな役を演じることができる。一つの役だと自分が飽きちゃうし、せりふを覚えるのが嫌い。コントは自分が作ることもあるので、何を言ってもいいから」
「寛美さんの舞台は20歳代のころから見ていたが、年をとると良さが分かってくる。今は大人が笑うものがないし、こういう芝居を年1回はやってみようと思った」
「できれば全国を回りたい。地方の方は生で見る機会が少ない。生の笑いの良さを知ってもらいたいから」

第一幕の「コントライブ」のパートで、往年のドリフの名コントも披露してくれるという「志村魂」。志村けんやドリフのファンの人は、足を運んでみてはいかがなりか?

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