デビルレイズの森慎二投手がオープン戦で大けが、今季絶望に。

2006/03/22 09:50 Written by コ○助

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2000年には抑えとして23セーブを挙げ、2002年と2003年には「最優秀中継ぎ」のタイトルを獲得するなど西武の中継ぎや抑えとして活躍し、このオフに5年越しの悲願だったメジャーへの移籍を現実のものとした森慎二投手。2年総額140万ドル(1億6200万円)という好条件でデビルレイズに迎え入れられた森投手は、抑えの最有力候補として熱い期待を寄せられていたなりよ。キャンプ中のブルペンでの投球を受けた捕手からは「すごい球」を連発され、決め球のツーシームにブッチャー投手コーチは「興奮した」と、絶賛の声が上がっていたなりね。

でも、開幕を目前にしてアクシデントに襲われることになるなり。当初オープン戦の初登板が3日に予定されていたなりが、ブルペンでの投球練習中に右肩に違和感を感じたために回避。リハビリと4度の投球練習を段階的に行って回復に努め、ようやく20日(日本時間21日)に行われたフィリーズとのマイナーのオープン戦に登板することになったなりね。でも、この登板が結果的には森投手にとってだけでなく、チームにとっても大きな大きな痛手となってしまったなりよ。

マウンドに上がってわずか3球目。森投手の投げた球はキャッチャーミットを大きく反れると共に、森投手も激痛に耐えられずに右肩を抱え込みながらマウンドに崩れ落ちてしまったなり。森投手曰く「少し力を入れて速球を投げたら痛みが走った」(サンケイスポーツより)ようで、右肩を脱臼してしまったなりね。ただ、降板後に病院でMRI検査を受けた結果、「右肩関節唇の損傷」と診断され手術をすることに。全治は12か月。今季の登板は不可能な状況となってしまったなりよ。

「肩の関節唇の損傷」というと、「虎のプリンス」こと阪神の浜中治外野手が悩まされているけがとしても知られているなりが、投手では同じく阪神の福原忍投手が経験したことがあるなり。いずれも復帰までは1年以上の長い期間を要しており、また、けが以前の状態には依然として戻っていないことから、人によっては選手生命を奪いかねないけがとも言えるなりよ。それだけに森投手の状態が心配でならないなりね。

不幸中の幸いは、デビルレイズの首脳陣が今のところ解雇をせずに、来春のキャンプに向けてリハビリをさせる方針を明らかにしていること。せっかくたどり着いた「夢舞台」の公式戦で一度も投げることなく引退……ではあまりに不憫。2年契約に救われた感もあるなりが、焦らずにじっくり治療をして、来年は完全復活&本当のメジャーデビューを果たして欲しいなりね。開幕目前での離脱は本当に残念なり。

☆森慎二投手の過去の成績
1997 西武 38試合 6勝2敗9セーブ 防御率3.28
1998 西武 52試合 8勝8敗5セーブ 防御率3.81
1999 西武 41試合 5勝8敗0セーブ 防御率4.61
2000 西武 58試合 5勝6敗23セーブ 防御率1.83
2001 西武 28試合 5勝4敗1セーブ 防御率3.91
2002 西武 71試合 6勝7敗1セーブ 防御率2.07
2003 西武 61試合 7勝3敗2セーブ 防御率2.31
2004 西武 34試合 0勝4敗4セーブ 防御率4.59

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