WBC決勝戦は日本がキューバを10-6で下し「世界一」に。

2006/03/21 20:31 Written by コ○助

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開催前はイマイチ盛り上がりに欠けている感もあったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。でも、1次リーグを勝ち抜いてアメリカに乗り込み、2次リーグ初戦のアメリカ戦での例の「誤審問題」をきっかけに、普段野球に関心がない人も食い入るようにテレビにかじりつき始め、一気に大盛り上がりとなったなりよね。日本は2次リーグの韓国戦に敗退して準決勝進出は絶望的と見られていたなりが、メキシコ戦にまさかの敗戦を喫したアメリカを失点率でわずかに上回って奇跡の4強進出。そして準決勝・韓国戦での圧勝劇と、たび重なるドラマチックな展開の末、ついに20日(日本時間21日)のキューバとの決勝戦を迎えたなり。

試合は終始日本が主導権を握る展開。細かい試合展開はテレビや新聞で大きく報じられている通りなので割愛するなりが、初回にいきなり4点を先制し、効果的に加点をした結果、最終的には10-6と二ケタ得点を上げてキューバに快勝し、見事に初代WBC王者(=世界一)に輝いたなりね。一度は2次リーグ敗退濃厚だった日本が一転して優勝を掴んだのは運が良かったとしか言いようがないなりが、準決勝の韓国戦、決勝のキューバ戦での日本は本当に強かったなりよ。掴んだ運を手放さなかったところに、日本の強さがあったように思うなり。

これまでアメリカの誰もがメジャーリーグが世界最高峰のリーグで、世界から最も優秀な選手が集っていると信じて疑わずにいたなりが、今回の日本のメジャーリーガーはマリナーズのイチロー外野手とレンジャースの大塚晶則投手の2人のみ。決勝で対戦したキューバに至ってはメジャーリーガーは当然ゼロだったことから、ニューヨークタイムズ紙は素直に「(アメリカが最高というのは)真実ではなかった」と伝えているなりよ。短期決戦のトーナメント戦ゆえ、大会の結果がイコール国の強さとは言えないなりが、アメリカの野球界にとっては何らかのターニングポイントになりそうな大会ではあったかもしれないなりね。

審判の問題や対戦国の組み合わせや日程がアメリカ有利に組まれているといった運営面の批判は多々あった第1回のWBCだったなりが、メジャーリーグのセリグ・コミッショナーは「大変な成功だったと思う」(毎日新聞より)と今回の大会を評価しているなりね。興行や放映権料などの「実入り」の部分では大成功を収めたようなので、コミッショナー的には成功なのは間違いなさそうなりが、今後、第2回、第3回と回数を重ねていくのであれば、さまざまな問題が浮かび上がった大会と言えるなり。

次回のWBCは3年後。その次からは4年おきに開催されるのが現在の計画案なりが、今大会が残した課題をうまく処理しながら、より良い大会に育てて行って欲しいものなり。何はともあれ、日本の優勝、おめでとうございますなり!

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