途上国への普及を目指す「100ドルノートPC」の新デザインを公開。

2006/03/19 03:21 Written by コ○助

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アフリカ諸国をはじめとした途上国と先進国との「デジタルデバイド」解消を目指し、Googleやマサチューセッツ工科大学を中心に開発が進められている「100ドルノートPC」プロジェクト。500MHzのプロセッサに1GBのメモリ、USBポート、フルカラーのディスプレイ、WiFi接続をサポートしているほか、ディスプレイの横に付けられたハンドルを回転させることで電力を得る手動発電に対応するなど、これだけのスペックを備えていながら100ドル以内を目指しているという意欲的なプロジェクトなりよ。Narinari.comでも何度か話題にしているので、すでにご存知の方も多いと思うなり。

そんな「100ドルノートPC」の新しいデザインが公開されたなりよ。これまで発表されていた「100ドルノートPC」はあくまでもコンセプトモデルなので、そのまま製品になるわけではなかったなりが、それでも「子どもが使うパソコン」をイメージして緑と黄の可愛いカラーリングが施されているなど、なかなかキュートなデザインだったなりよね。でも、新しいデザインはさらにその上を行くキュートさ。途上国と言わず、100ドルで買えるならコ○助も今すぐにでも欲しいと思わせてくれるデザインなりよ。


新しいデザインは水色に近い薄いブルーとイエローの2種類。多少デザインの違いはあるなりが、双方とも液晶の左右にゲームのコントローラーのような上下左右の4つのボタン(左右で計8つ)が配されているのが新しいポイントなりね。本体は全体がゴム(のように見える)素材でカバーされており、キーボードは普通のパソコンのキーボードではなく、すき間のないPDAなどに搭載されているようなペタペタタイプに見えるなり。コストを引き下げるだけでなく、子どもの使用に耐え、いかに故障しないタフな製品を作るかという、いろいろな工夫が写真からも伝わってくるなりよ。


スペックはこれまで発表されているものと変わりはない模様。いやはや、このデザインで、これだけのスペックを搭載していたら大人気になること間違さそうなりよ。現時点では日本での展開予定はないようなのが残念なりが、子どもに使わせるという意味では、絶対に日本でもニーズはあるはず。「100ドルノートPC」の目指すコンセプトとはやや異なってしまうかもしれないなりが、ぜひとも日本でも展開して欲しいなりねぇ。

ちなみに、マイクロソフトのビル・ゲイツ会長は「100ドルノートPC」に「ハードディスクやソフトなど、通常のPCに搭載されている機能の多くが欠けている」(ITmediaより)と批判的な姿勢を示しているなり。この批判はどうなりかね。HDDやソフトの問題はオンラインで解決すれば良いわけで、あまり的を射た批判ではないのかも。まあWindowsのビジネスモデルを否定するような製品なので、マイクロソフトの首領として批判的な姿勢になるのは当然のことではあるなりが。

これからも「100ドルノートPC」に関する新しい話題があれば、随時お伝えしていくことにするなりね。

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