東京都内を走る路面電車、都電荒川線にレトロ車両が登場へ。

2006/03/18 14:15 Written by コ○助

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それなりに知られた存在だとは思うなりが、地方の人と話していると、たまに東京に路面電車が走っているという事実を信じてもらえないことがあるなり。そう、あるなりよ、東京にも路面電車が。正確には、かつては普通に何路線も都心部を路面電車が走っていたなりが、戦後すぐあたりから廃線が相次ぎ、最後の生き残りとして一路線だけ、都電荒川線が営業を続けているというのが正解なりね。でも、営業区間が「三ノ輪橋(荒川区)〜早稲田(新宿区)」という渋さゆえ、東京の人でも都電荒川線には乗ったことがない人が多かったりするのが現実。地方の人の認知度が低いのはある意味仕方のないことではあるなり。

コ○助は子どもの頃、都電荒川線の沿線に友だちが住んでいたこともあって、一時は結構な頻度で都電荒川線を利用していたクチ。沿線にある大正11年開園の老舗遊園地「あらかわ遊園」に遊びに行ったり、鬼子母神の参道に続くケヤキ並木を見に行ってみたり。それなりに活用していた記憶があるなりね。でも、残念ながらその友だちと離れてしまってからは、確かに利用することがほとんどなくなってしまったなりよ。もともと営業区間から離れた場所に住んでいること、沿線にわざわざ行くような観光スポットがあるわけではないことなど、いくつかの理由で都電荒川線とはすっかり疎遠になってしまったなり。たまに思い出して乗りたいな、とは思うなりが、なかなか用もないのに乗りに行くわけにもいかず。

ただ、わざわざでもたまには乗りに行っても良いかな、と思わせるような話題が出ていたなりよ。なんでも、14年ぶりに都電荒川線に新車が投入されるのだとか。ただの新車ではなく、大正モダンのレトロ車両をモチーフにした、新しくも懐かしい雰囲気の車両になるというなりね。大正時代の面影……とまではいかないなりが、都心部に比べればまだまだ沿線に懐かしい雰囲気の残る都電荒川線なので、レトロ車両はかなりマッチしそう。

この車両の投入の背景には、年々利用者が低迷しているという厳しい現実があるなり。都電荒川線を運営する東京都では、観光客などを呼び寄せる起爆剤としての期待をかけ、凝った新車の投入を決めたなりね。そのため、単にレトロ車両を投入するだけでなく、「停留場も当時のガス灯を模した照明やレトロ調の外観にするなど工夫を凝らす計画」(産経新聞より)なのだとか。都電荒川線全体が大正モダンの雰囲気に。なかなか良さそうじゃないなりか。

新車投入は平成19年度から。まだ少し先の話なりが、楽しみに待ちたいなりね。どのように都電荒川線が生まれ変わるのか、一度は見ておきたいものなり。

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