マイクロソフトが「iPod対抗機」との触れ込みの謎の製品「Origami」を開発していると伝えられたのは2月27日のこと。まだはっきりとした正体は明らかになっていないなりが、「Origami」はタブレットPCの技術を活かした、小型のWindows XP搭載パソコンなのではないかとの見方が強まってきているなりよ。小型のWindows XP搭載パソコンというだけならばこれまでも多数の製品が登場しているなりが、「Origami」はマイクロソフト主導のもとに、さまざまなメーカーから製品が投入されるという大きなプロジェクトになりそうな気配なりね。

まだこの「Origami」との関連性はよく分からないなりが、7日、インテルから「Origami」のような雰囲気を持った新しい小型パソコンのカテゴリー「Ultra Mobile PC（UMPC）」が発表されたなり。インテルは自らパソコンなどの端末を製造するメーカーではないので、あくまでもコンセプトモデルのお披露目なりが、その特徴はまさに各方面で伝えられている「Origami」とそっくりなりよ。

発表された「Ultra Mobile PC」の特徴を簡単にまとめておくなり。

・パソコンの機能をフルに備える。
・ワイヤレス通信機能を搭載したモバイル端末。
・音楽再生機能を搭載。
・テレビ番組や映画などの動画再生機能を搭載。
・電子メールやWeb閲覧なども可能。
・GPS機能を搭載。
・大きさはPDAよりも一回り大きい程度。

詳しいスペックなどの情報は9日に改めて発表されるようなりが、写真を見る限りではディスプレイ部をスライドさせるとキーボードが現れる、物欲をそそりそうなギミックを採用しているようなりよ。「iPod対抗機」というにはかなり大きそうな製品なので、この点はあまり期待しないほうが良さそうでも、小型のパソコンと考えればちょっと新しい雰囲気を持った製品なのは間違いないなりね。

インテルの「Ultra Mobile PC」は、果たしてマイクロソフトが開発している「Origami」のことなのか。いずれも9日には正式発表があるので、続報を待ちたいなりね。