「殉死する覚悟で戦う」王貞治監督、WBCへの意気込み語る。

2006/03/02 13:52 Written by コ○助

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野球のW杯こと「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」はいよいよ3日から1次リーグがスタート。初代の王者を目指して各国の鼻息は荒くなってきているなりが、本番を前に行われた調整試合の様子では、1次リーグ(日本は中国、チャイニーズタイペイ、韓国と同組)では下馬評通り日本と韓国の一騎打ちになりそうな気配なりよ。

1日に行われた韓国代表とロッテの試合では、韓国代表はメジャー経験を持つ6投手を惜しみなく投入。メジャー106勝の朴賛浩投手を筆頭に、徐在應投手(ドジャース)、具台晟投手(前メッツ)、金善宇投手(ロッキーズ)、金炳賢投手(ロッキーズ)、奉重根投手(レッズ)と、華やかなチーム構成でWBCに臨むなりね。プロ野球リーグの実力的には、日本のほうが韓国よりも数段上だといわれているなりが、メジャーで活躍している投手たちが実力を遺憾なく発揮したら、日本代表の強力打線が沈黙させられる可能性はゼロではなさそうなりよ。侮れないチームなのは確かなりね。

さて、WBCに日本代表を率いて乗り込むのが王貞治監督。以前から強気のコメントが目立つなりが、これはアジアの実力NO.1国としての誇りと、絶対の自信の現れとも言えるなりよね。そんな王監督が、現在発売中の「週刊文春」でインタビューに答えているなりよ。WBCに向けて、並々ならぬ決意を語っているので、少し見ておくことにするなり。

「(これまで)アメリカに追いつこうにもそういう舞台がなかった。今回ようやくチャンスが与えられたわけで、コレを活かさない法はないと思い、監督を引き受けました」
「海外に出ると演歌が好きになるというじゃないですか(笑)。長く海外にいるイチローは人一倍、望郷の念というか、日本を大事にしたいという思いが強いのかもしれない」
「初めて対戦する投手ばかりだから、データを調べるといっても限界がある。しかし足にはスランプがない。正面からえはなく、蹴たぐりでも、後ろに回ってバッサリでもいい。汚いヒットでも塁に出て引っ掻き回す」
「日本の力が世界のどの程度の位置にあるか見極める意味でも、日本が世界できちんとモノ言える立場になるためにも、形はどうでもいい。結果を出さなければ意味がない」

王監督は巨人時代、かつてのオーナー・正力松太郎の「巨人軍は常に強くあれ 巨人軍は常に紳士たれ 巨人軍はアメリカ野球に追いつき、そして追い越せ」という遺訓を目標に野球を続けてきたと振り返っており、今回のWBCでアメリカと対戦できることに人一倍大きな喜びを感じているようなりよ。日本人メジャーリーガーが多数存在する今の時代とは、全く異なる時代を生き抜いてきた王監督なりからね。その気持ち、想像に難くないなり。

日本代表は恐らく1次リーグは余裕で通過して、アメリカで行われる2次リーグで北中米の代表国と対戦することになるはず。3月20日の決勝戦まで残れるかどうかは分からないなりが、ひとつでも多く勝ち進むことに期待したいなりね。

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