オンライン事典「Wikipedia」の利用者が急増、1年で2.8倍に。

2006/02/19 22:06 Written by コ○助

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皆さんも実体験として感じているように、草創期の頃からインターネットは調べモノをするのに便利なメディアだと認知されてきたなりよね。ヤフーなどの検索エンジンに調べたい単語を入力すると、その情報のあるホームページが自動でリスト表示。このリアルな世界にはなかった便利さを経験してしまってからは、「分からないことはまずネットで調べる」というのが「当たり前」になった人は多いと思うなりよ。コ○助も分からないことがあれば、ちょっとしたことがあればすぐに検索。もう、これができないと不安で仕方ないなり(笑)。

でも、インターネットによって情報の検索が容易になったとはいえ、散在する情報の中から、自分の欲しい情報だけを抽出して見つけ出すのはそう簡単なことではないなりよね。仮に検索語句がごくごく当たり前の一般名詞だとしたら。表示された結果の件数の多さに愕然とすることもあるはずなりよ。すべてを見て情報を確認するのは不可能で、結局は完全に情報を絞り込むことができずに悩むことも。このハードルをなかなか越えられないまま、インターネットの活用法に悩む初心者の姿もしばしば見かけるものなり。

そうしたさまざまな情報を交通整理し、百科事典のようなスタイルでまとめているのが、無料で利用できるユーザー参加型のオンライン事典「Wikipedia」。インターネットに詳しい人なら誰でも活用している、優れたサービスなりよ。「Wikipedia」の登場によって、情報収集の仕方がガラリと変わった……と言い切る人もいるほど、熱い視線を送られているサービスなりね。

「Wikipedia」には膨大な数の語句が登録されているなりが、それらはその筋に詳しい「一般のユーザー」が細かい情報を書き込むことで、また、異なる情報をほかの「一般のユーザー」がどんどん追記していくことで、出版物として書店にならぶどの辞典の類とも異なる、ややディープな内容も含めた面白い辞典として成立させているなりよ。システム的に誰でも投稿できる仕組みであることから、しばしば内容にウソがあったり、勝手に内容が書き換えられたりすることもあるなりが、基本的には衆人環視のもとに運営されているために、問題があれば誰かが書き直す「暗黙のルール」が存在しているなりね。運営側が特に出しゃばることもなく、また、運営費用も募金でまかなっているなど、企業が提供するサービスとはひと味違うものなりよ。

そんな「Wikipedia」の利用者が、ここのところ急増しているというなり。ビデオリサーチインタラクティブによると、今年1月の1か月間における「Wikipedia」の推定訪問者数は約457万人で、これは前年同月に比べ2.8倍も増加しているのだとか。1人あたりの平均利用時間も、この1年間で1.75倍の10分31秒に増えているというなりね。徐々に、でも着実に「Wikipedia」はそのポジションを高めつつあるようなりよ。

検索エンジンの検索結果にもよく引っかかるので、日常的に利用していなくとも「Wikipedia」を見たことがある人は多いのでは。インターネット初心者で、まだあまり「Wikipedia」を活用したことがなかった人は、ぜひ活用して、さまざまな情報を吸収してくださいませ。

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