「金持ちじゃないから」とフラれた米男性、ロトくじで4100万ドル獲得。

2006/02/19 20:07 Written by コジマ

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規定の数字枠のなかから番号を選び、その番号がいくつ当選番号と一致したかで当選が決まるロトくじ。日本でも2000年に始まった「ロト6」や「ミニロト」などが人気で、最大2億円、キャリーオーバー(持ち越し)があった場合は最高4億円が当たるのだけれど、本場米国のロトくじは、国のスケールに合わせて当選金額も破格なのだ。その米ロトくじで、4100万ドル(約48億4300万円)を獲得した男性が現れた。しかもその男性は、直前に「金持ちじゃないから」という理由で交際していた女性にフラれていたのだ。

48億円もの大金を手にしたのは、台湾系米国人の宋瑞亭さん。ニューヨークの航空会社に勤める普通のサラリーマンだった。宋さんは2月上旬、交際していた女性から「金持ちじゃないから」と理由で別れを告げられ、失意(?)のなかロトくじを購入。一夜にして大金をつかみ、元恋人を見返すかたちとなったのだ。しかも、当選発表日は14日のバレンタインデー。うーん、本当に映画のような話なのだ。

日本では当選金の法定最高額が2億円、キャリーオーバーがあった場合は4億円と決まっているのだけれど、米ロトくじの当選金額はスケールが大きい。今回、宋さんが当選した48億円は過去の当選額と比べると大した額ではなく、過去最高はロトくじのひとつ「メガミリオンズ(Mega Millions)」の3億6300万ドル(約428億8500万円)。「メガミリオンズ」と人気を二分する「パワーボール(Powerball)」でも3億1200万ドル(約368億6000万円)と、非現実的な金額が当選しているのだ。

こうした高額当選はだいたい10人以上のグループで購入している場合が多く、1人当たりの金額にしてみると、今回、1人で購入した宋さんのほうがたくさんもらえることになるのだ。そんなシンデレラボーイの宋さんは、マスコミの格好の餌食。あまりにしつこい取材のため、当選2日後には「米国を離れるため」という理由で会社を辞めてしまったのだ。それに対しても、マスコミは「最もシャイな億万長者」と揶揄しているのだそう。かわいそうに。でも、48億円もあったら会社を辞めても問題なさそうなのだ。

ぼくは「くじの日」に生まれているのだけれど、宝くじを含めてこうしたくじには一度も挑戦したことがないのだ。2億円で十分だから、まずは日本のロトくじを買ってみようかなあ。

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