春モデルから対応するauの音楽サービス「LISMO」の狙い。

2006/02/11 21:22 Written by コ○助

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1月19日の発表会で電撃的に発表されたauの新しい音楽サービス「au LISTEN MOBILE SERVICE(通称:LISMO)」。音楽をフックに、パソコンと携帯電話を繋ぐキャリア主導の新しいサービスなりが、対応端末の第一弾としてソニー・エリクソン製「W41S」が1月27日に発売され、CMなどもガンガン流れ始めているので、auユーザー以外の認知度も徐々に高まってきているかもしれないなりね。

「LISMO」のサービスを簡単に振り返っておくと。サービスの核となるのは携帯電話側にプリセットされている「au Music Player」という音楽プレーヤーと、パソコン側にインストールする「au Music Port」というソフト。この二つを繋ぐことで、パソコンから携帯電話へ、携帯電話からパソコンへの情報のやり取りをスムーズに行うことができるようにするのが狙いなりね。アプリやソフトの名前からも分かるように、基本的にはパソコン側で音楽配信サービスからダウンロードした楽曲を携帯電話に転送する、という使い方を想定しているなりが、それに加えて携帯電話のメモリや撮影画像、スケジュールなどのバックアップを取ることができるスグレモノなりよ。

また、携帯電話側の「au Music Player」を利用した新しい音楽コミュニケーションサービスの「うたとも」もスタートするなり。「うたとも」は簡単に言えば簡易ソーシャルネットワークサービスのようなもの。「au Music Player」のメニューから「うたとも」にアクセスすると、現在聞いている楽曲のアーティストのほかの楽曲が表示され、すぐに楽曲を購入することができたり、自分と同じタイミングで同じ楽曲を聴いている人の一覧が表示されたりするサービスなりよ。表示された人にはそれぞれプロフィール欄が用意されており、どのような人なのかがすぐに分かるようになっている上に、auが提供している無料ブログ「DUOBLOG」とも連携しているため、まさにソーシャルネットワークサービスに近いサービスとなっているなりね。ちなみに、各楽曲にはレビューを書く機能も付いており、ユーザーは自由に書き込み&閲覧ができるようになっているなり。

こうしたほかのキャリアとは一線を画すサービスを展開するauに対し、インプレスが「LISMO」の狙いについて取材をしているなりよ。「LISMO」が気になる人には参考になる内容だったので、少し見ておくことにするなりね。

「LISMOの開発がスタートしたのは、ちょうど1年前(2005年2月頃)のことです。企画自体は、2004年12月頃に動き始めました。(1曲まるごと配信する)着うたフルが2004年11月にスタートしましたので、それを受けて、という形になります」
「そもそも(音楽サービスは)携帯電話の世界だけで終わらせたくない、と考えていました。『W41T』というHDD搭載モデルが登場することを聞き、それならば楽曲転送ソフトが必要だろう、という話が出ていたのですが、『単なる転送ソフトだけではもったいない。auの音楽サービスが充実して、統一的なソフトウェアを作って、一斉に提供した方がより広く使ってもらえるのではないか』と考えました」
「LISMOは、よくiPod対抗馬、と言われます。私自身もiPodを使っていて、大好きなデバイスですが、現場の開発者はiPodとiTunesのことはあまり意識していません。アップルさんのサービスでは音楽のバックアップはできますが、写真やメールのバックアップはできません。日本固有のケータイ文化は、我々自身でサポートする、といったところでしょうか」

これから続々と発売されるauの春モデルを購入する予定の人は、ぜひご一読くださいませ。

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