ボーダフォン、業界初の2.4インチVGA液晶搭載端末を開発。

2006/02/11 19:50 Written by コ○助

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コ○助が初めてWindowsのパソコンを購入した頃のこと。なので、かれこれ10年くらい前のことなりか。当時のパソコンやモニタはスペックが低かったこともあり、現在ほど画面に複数のウィンドウを開いていろいろな作業をすることは、あまり現実味のある作業とは言えなかったなりよ。「画面狭いなぁ」とは内心思いつつも、それでも急激にグラフィカルなインターフェースに様変わりし、パソコンの可能性をグッと広げてくれたWindows 95の世界にどっぷりとハマって行ったのを今でもよく覚えているなり。

その頃に使用していたモニタの解像度がいわゆるVGA(640×480)サイズ。Windows 95が登場した頃はVGAの環境が一般的だったなりよ。この10年の間にパソコンやモニタも進化を重ねてきたため、現在もVGAの環境でパソコンを使っている人はそういないと思うなりが、PDAではここ数年でようやくVGAまで表示できる製品が出てきたなりよね。すでにパソコンでは「狭すぎる」VGAでも、パソコンほどの作業をこなすことを求められていないPDAでは、十分な恩恵を受けられると多くのユーザーに支持されているなりよ。ホームページを見る時などに重宝するものなり。

そして、ついに携帯電話にもVGAの並が訪れてくるようなり。現在の携帯電話の主流はQVGAなりが、シャープとボーダフォンが2.4インチでVGAの表示を実現した端末を共同で開発。準備が整い次第、市場に投入すると発表したなりね。単純に計算すると、320×240のQVGAに比べると、640×480のVGAは約4倍の解像度。その分、多くの情報を詰め込んで表示することができるわけなり。

「情報量が増える=文字数や画像数が増える=通信量が増える=パケット代が増える」ということで、携帯電話にとってはパケット定額制が定着してきたからこそ導入に踏み切るなりね。また、PDAに比べるとさらに画面の小さい携帯電話ゆえ、小さな文字でもハッキリと見える精細な液晶を開発ができたことも大きそう。さらに、読みやすいフォントの採用が必須条件となってくるため、それらの諸要件がクリアできるところまで技術が向上してきたことがVGAケータイの投入ができる背景にあると言えそうなりよ。

昔のパソコンを使っていたコ○助にしてみれば、携帯電話でVGA表示ができるとは驚き以外の何ものでもなし。2月13日から16日までスペインのバルセロナで開催される「3GSM World Congress 2006」で実機が展示されるようなので、どのような端末なのか、続報を楽しみにしておくとするなり。

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