TVアニメ版「ひとまねこざる」のディレクター、遺体で発見。

2006/02/09 10:38 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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"Curious George" (日本語タイトル「ひとまねこざるときいろいぼうし」)といえば、日本でも人気の高い児童書の名作。1940年代にハンス & マーガレット・レイ夫妻によって出版されたこのお話は、なんに対しても興味をもってしまう、ちょっといたずら好きなおさるさんのジョージが主人公。ジャングルに住んでいたジョージは、ある日「黄色いぼうしのおじさん」に連れられて大都会にやってきます。そしていろいろな新しいモノに気をそそられて気がついたらトラブルにも巻き込まれ……。下手するとハラハラもののシチュエーションに追い込まれながら、それでもほのぼのとしてしまうのは、可愛らしいジョージのイラストのせいでしょうか。

レイ夫妻は同シリーズで数冊の本を出版。その後ご主人のハンスさんがお亡くなりになりますが、その後マーガレットさんにジョージのTVアニメ化の話を持ってきたのがプロデューサーのアラン・シャレック氏でした。彼らはジョージを主人公にした5分程度のミニ・アニメを100以上作成。その後も共同でジョージのシリーズ本の作成も手がけています。

「ひとまねこざる」はその後も人気キャラクターとして子供たちに愛され、原作書の他、アニメ、グッズなどいろいろな形で米国人の目の付くところにある存在。しかも今週の金曜日から劇場用アニメも公開される予定。ところがそんなジョージの注目が高まっている時に、なんとシャレック氏の急死が報道されたのです。

フロリダの自宅前で倒れていたところを発見された彼は、発表によると他殺の可能性が高いとか……。76歳のシャレック氏は1人暮らし。一体何があったというのでしょう。警察は今後も捜査を続けていくそうですが、なんとも悲しい事件です。

シャレック氏のご冥福をお祈りいたします。


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