公開日にDVD発売&テレビ放映、ハリウッド初の試みに賛否。

2006/02/07 19:27 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


「見逃した映画を早くDVDで観たい」「映画館で観るほどじゃないからDVDで観たい」。低価格化やレンタルの充実などにより、映画をDVDで観る人が多い昨今。公開日からDVD化されるまでの時間が以前に比べればずいぶんと短くなってきたことも手伝って、話題作ならだいたい半年も待たずに家で観ることができるような環境になってきたなりよね。コ○助もできる限り映画館で観ようとは思っているものの、多忙ゆえにどうしてもDVDへの依存度が高まっているなりよ。そのため、できることなら半年と言わず、1か月後くらいにはDVD化されていたら嬉しいな、と思うこともしばしばなり。

日本に比べるとかなりDVD化までの時間が短いアメリカではあるなりが、それでも数か月はかかるのが当たり前。でも、今、アメリカで業界内を騒然とさせている新しい試みが行われているなりよ。それは映画の公開日に大胆にもDVDを発売、さらには有料テレビで放映までしてしまうという、これまでの業界の常識を破壊する試み。仕掛け人は、ハリウッドの大物監督、スティーヴン・ソダーバーグ監督なり。

この試みが行われているのは、製作費160万ドル(1億9,000万円)という低予算で製作された映画「バブル」。興行不振が続くアメリカの映画界に一石を投じるべく、「観客動員数の低迷は、昨今のハリウッドのチャレンジ精神の欠如が原因」との思いからこの企画を考え出したようなりが、お金だけの問題でいえば、製作費の3倍近い収益をDVDの売上げから得る見込みということで、「成功」したとの評価ができるなりね。

ただ、当然のことながら映画館の入場者数はあまり伸びず、全米劇場主協会のジョン・フィシアン会長からは不満の声も。また、ティム・バートン監督やM・ナイト・シャマラン監督、ロン・ハワード監督らハリウッドの大物監督からも「映画は映画館で観るべき」との声が上がり、スティーヴン・ソダーバーグ監督の試みには業界から猛反発を受けているなりよ。もちろん、こうした反発は想定されていたことなはずなので、あとはこの実験的な試みの結果をどう受け止め、今後の興行の在り方に反映させていくかが大事なところなりよね。

皆さんはこのスティーヴン・ソダーバーグ監督のチャレンジ、どう思うなりか?

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.