サウジアラビアの教師、株取引に熱中しすぎで学校をズル休み。

2006/01/28 14:02 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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インターネット普及で可能になった低コストの証券取引。さら株式売買の手数料自由化のおかげで、人々が手軽に株式市場に参入出来るようになり、「ディ・トレーダー」という言葉も一般的になってきました。これは長期の投資をするのではなく、1日に何度も売買いをくり返す個人投資家のこと。ウォール真木の周りにもこの種の取引で、生活を支えるまではいかなくても、お小遣い程度の稼ぎをする人がちらほら……。私はなんとなく怖くて手が出せませんが(笑)。

さてこのディ・トレーディング、中近東のサウジアラビアではちょっとした社会問題になっているとか。昨年、記憶的な石油発掘量で同国の株式市場は急成長。今ではアラブ諸国最大の市場にまで育ったのだそう。個人で株式取引を始める国民が沢山誕生したのもうなづけます。

問題は証券の取引時間帯というのが、一般的にいって人々の勤務時間と重なること。学校の先生だって例に漏れません。なんと授業をすっぽかし、自宅でコンピューターの画面とにらめっこし、やれ売りだ、やれ買いだ……とやりだす教師が続出したのだとかで、同国の教育省までもがこれを問題視。あらら……(汗)。

しかし学校をズル休みするという行為は、学生の専売特許だったような気がするのですが、とうとう教師の間にまで普及しちゃったんですねぇ(笑)。深入りは気をつけましょう〜。

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