現在サンフランシスコで開催されている「Macworld Conference＆Expo」では、「iPod」シリーズ、特に「iPod shuffle」の新製品が発表されるとの噂があったので期待していた人も多いと思うなりが、実際には「iPod」関連の大きな発表はなし。肩透かしを喰らうカタチとなったなりが、その代わり（？）にはならないものの、「iPod」の周辺機器がひとつ発表されたなりよ。

発表されたのはFMラジオチューナーを内蔵した「第5世代iPod」用のリモコン「iPod Radio Remote」。これまで「iPod」にFMラジオ機能を搭載するとの噂は幾度となく流れてきたなりが、本体に機能を内蔵するのではなく、リモコンに内蔵して周辺機器として売り出すという方針を採ったなりね。もちろん本体とも連携をしていて、「iPod」の液晶にラジオ局の名前や周波数を表示することができるなりよ。

「iPod Radio Remote」がどのような製品なのか、そのスペックを簡単にまとめておくと。

［iPod Radio Remote（FMラジオ内蔵リモコン）］
・「iPod nano」と「第5世代iPod」（iPod Video）に対応。
・リモコンとしては音楽再生、動画再生、スライドショー、ラジオの操作が可能。
・FMラジオの受信帯域は76MHz〜90MHz（日本国内）。
・電源はiPod本体から供給。
・リモコンのヘッドフォン端子はステレオミニ。
・アップルヘッドフォンが付属。
・価格は5,800円。

やや価格が高めではあるなりが、これまでアップル・コンピュータが販売してきた「リモコン付きインナーイヤー型ヘッドフォン」が4,000円近くすることを考えれば、FMラジオ機能が搭載されてこの価格なら納得できる範囲なりか。FMラジオは、あれば何かと便利なのは確かなので、普段から持ち歩く「iPod」で聞くことができるのは嬉しいなりよね。対応機種が少ないのは残念ではあるなりが、FMラジオに対応したこと自体は評価できるなり。

日本では11日から販売が始まっているので、FMラジオに興味がある「iPod nano」と「第5世代iPod」のユーザーはアップルストアに走るべし。