テレビ朝日がドラマ枠を新設、第1弾は「富豪刑事」の続編。

2006/01/06 08:34 Written by コ○助

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先日発表された昨年のテレビ年間視聴率の「全日」では、TBSを抜いてフジテレビ、日本テレビに次ぐ3位となり、午後11時から午前1時までの「深夜帯」ではトップに立つなど、今、テレビ朝日はノリにノっているなりよね。以前はフジテレビやTBSに比べると制作力が落ちると言われていたドラマも、一昨年の「黒革の手帖」(平均15.7%、最高17.7%)あたりからジワジワと評価を高め、昨年は「富豪刑事」(平均12.4%、最高16.2%)、「アタックNo.1」(平均13.1%、最高15.7%)、「菊次郎とさき」(平均平均14.9%、最高16.1%)、「熟年離婚」(平均19.2%、最高21.4%)と、視聴率的にも上昇カーブを描いているなりよ。同じく優良ドラマが増えてきた日本テレビと合わせて、いまや連続ドラマは「四つ巴」の様相を呈しているなりね。

そうした追い風に乗るカタチで、テレビ朝日は今春から金曜21時台に連続ドラマ枠の新設を決断。ドラマの制作を強化することになったなりよ。このドラマ枠の視聴率を左右することになる裏番組がどのようなラインアップとなっているのか、現時点の金曜21台の各局の番組を並べておくなりね(関東地区のみ)。

NHK 「ドラマ枠」(現在は「出雲の阿国」を放送中)
日テレ 「金曜ロードショー」(映画)
TBS 「中居正広の金曜日のスマたちへ」(バラエティ)
フジ 「金曜エンタテイメント」(ドラマ)
テレ東 「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」

あくまでも現時点のラインアップなので4月の改編時期には変わっている可能性はあるなりが、この中でコンスタントに視聴率を取っているのは「中居正広の金曜日のスマたちへ」。涙を誘う芸能人の半生記的な企画をやるようになってから、急激に視聴率を上げている強力な番組なりよね。「金曜ロードショー」や「金曜エンタテイメント」は放送される作品によって視聴率が大きく波打つものの、連続ドラマにとってはボコッと視聴者をさらわれる可能性のある強力なライバル。なかなか難しい枠には違いないなり。

さて、そんな新設ドラマ枠の第1弾に抜擢されたのは、昨年1月から放送されていた深田恭子主演のドラマ「富豪刑事」のパート2。続編を作るほど視聴率が良かったわけでは無いなりが、筒井康隆の原作モノ、異色ながら一応は刑事モノということで、シリーズ化しやすい作品なのは確かなりね。前作は初回に16.2%の高視聴率を記録したあとに尻すぼみとなってしまったなりが、続編では前作を上回る視聴率を取ることができるかどうか。注目しておきたいところなり。

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