オリコン、2005年テレビドラマ満足度ランキング発表。

2005/12/28 18:42 Written by コジマ

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オリコンの公式サイトORICON STYLEは28日、自社アンケート・パネル「オリコン・モニターリサーチ」による2005年に放送された連続テレビドラマの満足度ランキング・ベスト20を発表したのだ。1位は1〜3月にフジテレビ系で放送された江口洋介主演の「救命病棟24時」、2位は4〜6月にTBS系で放送された長瀬智也、岡田准一主演の「タイガー&ドラゴン」、3位は7〜9月にフジテレビ系で放送された伊藤英明主演の「海猿」がランクされた。また、最後の10〜12月のクールに放送されたドラマで最も上位だったのは、沢尻エリカ主演「1リットルの涙」(フジテレビ系)の5位で、このクールの平均視聴率1位だった井上真央主演「花より男子」(TBS系)の12位を大きく引き離したのだ。

今回のランキングは、関東・関西圏の中高生、専門学校・大学生、20歳代(社会人)、30歳代、40歳代の男女計1000人に、4クール(1〜3月、4〜6月、7〜9月、10〜12月)に放送されたドラマへの満足度をインターネットを介して4回調査し、年間ランキングとしてまとめたもの。あくまで満足度なので、視聴率と必ずしも相関しているわけではないのだ。

ランキングは以下の通り。
1. 救命病棟24時(フジテレビ系) 1〜3月放送 主演:江口洋介
2. タイガー&ドラゴン(TBS系) 4〜6月放送 主演:長瀬智也、岡田准一
3. 海猿(フジテレビ系) 7〜9月放送 主演:伊藤英明
4. ごくせん(日本テレビ系) 1〜3月放送 主演:仲間由紀恵
5. 1リットルの涙(フジテレビ系) 10〜12月放送 主演:沢尻エリカ
6. 電車男(フジテレビ系) 7〜9月放送 主演:伊東美咲、伊藤敦史
7. 離婚弁護士2〜ハンサムウーマン〜(フジテレビ系) 4〜6月放送 主演:天海祐希
8. 恋に落ちたら〜僕の成功の秘密〜(フジテレビ系) 4〜6月放送 主演:草なぎ剛
9. ドラゴン桜(TBS系) 7〜9月放送 主演:阿部寛
10. 大奥〜華の乱〜 10〜12月放送 主演:内山理名
11. 優しい時間(フジテレビ系) 1〜3月放送 主演:寺尾聰
12. 花より男子(TBS系) 10〜12月放送 主演:井上真央
13. anego〜アネゴ(日本テレビ系) 4〜6月放送 主演:篠原涼子
14. 野ブタ。をプロデュース(日本テレビ系) 10〜12月放送 主演:亀梨和也、山下智久
15. いま、会いにゆきます(TBS系) 7〜9月放送 主演:ミムラ、成宮寛貴
16. 瑠璃の島(日本テレビ系) 4〜6月放送 主演:成海璃子
17. あいのうた(日本テレビ系) 10〜12月放送 主演:菅野美穂
18. あいくるしい(TBS系) 4〜6月放送 主演:市原隼人、綾瀬はるか
19. がんばっていきまっしょい(フジテレビ系) 7〜9月放送 主演:鈴木杏
20. 女系家族(TBS系) 7〜9月放送 主演:米倉涼子

1位に輝いた「救命病棟24時」は1999年1月〜3月の第1シリーズ、2001年7〜9月に放送された第2シリーズの続編で、第1シリーズに出演していた松嶋菜々子の復帰や北海道のスター、大泉洋などの出演も話題だったのだけれど、なんといっても新潟県中越地震やスマトラ島沖地震の直後に放送されたことが、視聴者の関心を引きつける結果となったのだ。オリコンにも「地震の恐怖を、ドラマを通じて改めて教えてくれた」(関東圏・中高生女性)、「ドラマのテーマ、人命の尊さ...。自分たちがこのドラマの中の立場に置かれた場合をすごく考えさせられたドラマだった」(関東圏・専大学生男性)といった声が多数寄せられたそうなのだ。

2位の「タイガー&ドラゴン」は、ヒットメーカーの宮藤官九郎脚本で今まであまりドラマの題材にされなかった落語が話題だったのだけれど、「IWGP」の長瀬智也、「木更津キャッツアイ」の岡田准一がダブル主演に伊東美咲や塚本高史、蒼井優、桐谷健太などの人気若手俳優、笑福亭鶴瓶や阿部サダヲ、尾美としのり、荒川良々などの個性的俳優を、西田敏行や銀粉蝶などのベテラン陣が固めるという強力なキャストが魅力だったのだ。オリコンには「落語という今までなじみの無かったものをテーマにしている点が新しかった。また、脚本が非常に複雑に構成されていて、他に類を見ない作品で良かった」(関東圏・専大学生男性)、「とにかく話が面白いし、キャスト1人ひとりが皆個性的で良かった」(関西圏・中高生女性)という意見が寄せられている。

このランキングで意外なのが、8位に入った「恋に落ちたら〜僕の成功の秘密〜」。あまり魅力的でない話だったのに毎週見てしまうのを自分でも不思議に思っていたのだけれど、8位に入ったところを見ると、なかなか人気があったようなのだ。また、竹内結子主演の「不機嫌なジーン」や木村拓哉主演の「エンジン」、妻夫木聡主演の「スローダンス」、伊東美咲主演の「危険なアネキ」のフジテレビ系で月曜9時から放送されているいわゆる「月9」ドラマが入っていないのが面白いのだ。視聴率は悪くないのになあ。

放送局別では、フジテレビ系が20作品中9作品を占め、2位のTBS(6作品)、3位の日本テレビ(5作品)を抑えて1位になったのだけれど、この3局以外のドラマはランクインしていないのが謎なのだ。今回のクールだと、テレビ朝日の「熟年離婚」(渡哲也主演)なんて平均視聴率が2位だったのになあ。

視聴率に関係なく、今年みなさんの心に残ったドラマはありましたか?

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