「キングコング」が2週連続首位、 北米映画週末興行。

2005/12/27 12:33 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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(このコラムには映画のネタバレが含まれている可能性があります。ご注意下さい)

先週はピーター・ジャクソン監督の「キングコング」が事前の予想通りに、初登場1位でした。そして今週もそのまま首位を独走。そして先週2位の「ナルニア国物語」も、その位置変わらず。この2作品が年末ホリデー・シーズンの、映画業界の力強い原動力となっている様子です。

3位の "Fun with Dick and Jane" は、1977年度作品のリメイクで、主役は「 トゥルーマン・ショー 」、「エターナル・サンシャイン」などでお馴染みのジム・キャリー。とある夫婦が銀行強盗で生活費を稼ぐ……という多少ブラックなストーリーらしいです(笑)。4位の "Cheaper by the Dozen 2" は邦題「12人のパパ 」(2003年)の続編。こちらもジム・キャリーと並び、コメディ映画にはなくてはならない存在であるスティーブ・マーティンが大騒ぎするファミリー系作品だとか。

ところで今週は「SAYURI」もトップ10に初登場。公開後3週間目にしてじわじわと上位に上がってきましたね。早く時間を見つけて観にいきたいなぁ……。

ちなみに今週はふたつの話題作が一部地域で先行公開されました。ひとつはnarinari.comでも何度かお伝えした、「映画がミュージカルにリメイクされ、それがさらに映画にリメイク」されたというややこしい作品「プロデューサーズ」。そしてスティーブン・スピルバーグ監督の最新作「ミュンヘン」。1972年のミュンヘン夏季オリンピックで起きた、パレスチナ人ゲリラによるイスラエル選手への団襲撃事件を題材にしたという、かなり政治色の強い作品です。

この2作品が全米公開になった時にどれだけ上位に食い込むか、今から興味深々ですね。

【今週末の北米週末興行ランキング】
原題映画タイトルのみ (カッコ内は週末収入 -単位:万ドル-)

1. King Kong ($3,140)
2. The Chronicles of Narnia: The Lion, the Witch and the Wardrobe ($3,010)
3. Fun with Dick and Jane ($2,350)
4. Cheaper by the Dozen 2 ($1,478)
5. The Family Stone ( $1,085)
6. Memoirs of a Geisha ($1,020)
7. The Ringer ( $840)
8. Rumor Has It... ($747)
9. Wolf Creek ($594)
10. Harry Potter and the Goblet of Fire ($572)

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