ソフトバンク、松中信彦内野手に「4年30億円」の超大型提示。

2005/12/27 10:27 Written by コ○助

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アトランタ五輪日本代表4番という輝かしい看板を背負い、松中信彦内野手が当時のダイエーにドラフト2位(逆指名)で入団したのは1996年のこと。社会人野球出身の打者によくある「金属バットの後遺症」に悩まされ、プロ入り後の2年間は才能を発揮することができずに2軍でくすぶっていたなりが、3年目にレギュラーを奪取してからは徐々にプロの水に適応。昨年は史上7人目の三冠王となって球史に名を刻み、いまやソフトバンクだけでなく、パ・リーグ、そして球界の「顔」として大活躍をしているなりよね。

昨年の三冠王の成績(打率.358、44本塁打、120打点)に引き続き、今年の成績(打率.314、46本塁打、121打点。本塁打、打点の二冠王)も天晴れなもの。巨人に移籍した小久保裕紀内野手、メジャーに移籍した城島健司捕手と、近年チームの「顔」が相次いで流出しているソフトバンクにとっては、松中選手は生涯ソフトバンクでのプレーを願わずにいられない人材。それだけに契約交渉にも、ほかの選手とは異なる熱いパッションを感じるなりが、26日に球団と松中選手が交渉を行った結果、「4年30億円」という超大型の条件が提示されたことが明らかになったなりよ。

松中選手は全日本で活躍していた経験を持つため、メジャーへの憧れを持っているとは言われているなりが、社会人を経てプロ入りしたこともあってFA権を取得するのは2008年とまだ先の話。その頃には30代半ばになってしまうことから、松中選手自身もソフトバンクで現役を終えることを第一に考えているなりね。そのため、球団とは相思相愛とも言えるわけなりが、「4年30億円」の中には、そうした松中選手の思いを汲んだ「FA買い取り料」も含まれているようなりよ。

ちなみに、プロ野球でのこれまでの日本人最高年俸選手は横浜の佐々木主浩投手(引退)。2004年と2005年に年俸6億5,000万円で契約をしていたなりね。松中選手が「4年30億円」で契約を結べば、佐々木投手を上回り、歴代日本人最高年俸選手となるのは確実。名実共に、球界の最高峰の選手となるわけなり。それにしても、ホークスはソフトバンクに買収されたのは正解だったなりよね。これだけ手厚い条件は、ダイエーがそのまま親会社だったら実現しなかった可能性が高そうなりよ。

プレーオフなど、短期決戦に弱いという課題を持つ松中選手ではあるなりが、これからもソフトバンクの「顔」で在り続ける以上、その課題をクリアしていかねばならないなりよね。「4年30億円」の期待に応える意味でも、来年以降、さらなる飛躍に期待したいものなり。

☆松中信彦内野手のこれまでの成績

1997年 20試合、打率.209、0本塁打、6打点
1998年 34試合、打率.268、3本塁打、10打点
1999年 126試合、打率.268、23本塁打、71打点
2000年 130試合、打率.312、33本塁打、106打点
2001年 130試合、打率.334、36本塁打、122打点
2002年 136試合、打率.260、28本塁打、83打点
2003年 135試合、打率.324、30本塁打、123打点
2004年 130試合、打率.358、44本塁打、120打点
2005年 132試合、打率.314、46本塁打、121打点

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