au、シャープ製端末を2006年11月までに発売へ。

2005/12/21 17:59 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


「写メール」ブームによるJフォン(現ボーダフォン)の躍進に貢献したのをきっかけに、携帯電話の端末メーカーとしての地位を確固たるものにしたシャープ。2002年からはNTTドコモに参入、高機能な端末を武器にジワジワとシェアを伸ばすなど、今では国内2位の端末メーカーとしてユーザーから高い支持を得ているなりよね。ただ、これまではIDO時代も含めてauには端末を供給しておらず、auユーザーの間からは「シャープ待望論」が出ることもしばしばだったなりよ。まあ待望論という意味では、「パナソニック復活期待論」「NEC待望論」もあるので、隣の芝生が青く見ているだけなのかもしれないなりが(笑)。

そんなシャープの端末が待望論に応えて(?)auにやってくるという話。憶測でも、関係者の話でもなく、KDDIから正式に発表されたなりよ。実際に端末がラインアップされる時期に関しては「番号ポータビリティが始まる2006年11月までに」と、かなり先のことなのが少し残念ではあるなりが、美しい液晶と充実した機能を併せ持ったシャープ製の端末がauに登場するのは、シャープファンならずとも嬉しいところなりよね。国内2位の端末メーカーだけに、参入のインパクトは大きいなり。

KDDIは、今回シャープの端末を採用することを決めた理由として、次の三点を挙げているなり。

・シャープは2004年の携帯電話出荷台数シェアが国内で第2位の携帯電話メーカーであり、優れた液晶技術、カメラ技術、携帯電話のデザイン等で市場から高い評価を受けてる。
・番号ポータビリティの導入でユーザーの流動性が高まる国内の携帯電話市場では、これまで以上に魅力ある商品を提供し、ユーザーの幅広いニーズに応えることが求められている。
・機能面とデザイン面の双方で定評のあるシャープ製の携帯電話をラインナップに加えることで、au携帯電話のブランド力を高め、ユーザー満足度の向上を図る。

以前、パナソニック モバイルコミュニケーションズ(旧松下通信工業)製の端末が、NTTドコモからのキャリア変更組に好評だった経験を持つKDDIなので、番号ポータビリティのスタートにあたり、同じような役割をシャープに担わせたいという思惑もあるのかもしれないなりね。あとはパナソニック モバイルコミュニケーションズを呼び戻せれば、さらに魅力的なラインアップになるのに……。

シャープの参入で、auへの端末供給メーカーは三洋電機、鳥取三洋電機、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ、日立製作所、カシオ計算機、東芝、京セラ、パンテック&キュリテル・コミュニケーションズ、シャープの計9社。現在の勢いをさらに加速させるために、シャープに続く新たな端末メーカーの参入にも期待したいものなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.