スターバックス、ファストフード型の新店舗を展開へ。

2005/12/14 14:51 Written by コ○助

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スターバックスが北米以外に展開する初めての店舗として、日本に1号店をオープンさせてから早9年。追随する他社の激しい追い上げも手伝い、今ではすっかりセルフ式のカフェが日常に溶け込んでいるなりが、メニューに多少の違いはあれど基本的にはどこのチェーンも扱うものは似たり寄ったり。店舗が密集し、コーヒーチェーンがやや飽和状態になっている地域もあるだけに、これからはどのチェーンも他社との差異化が重要なテーマとなってくるなりよね。無条件に「スターバックス型のカフェだから」という理由で受け入れられていた時代がとうに終わっているのは、利用者の誰もが感じているところだと思うなり。

それは日本上陸以来、横綱相撲を取ってきたスターバックスにも言えることで、今後は新業態の開発などにも力を注ぐ必要が出てきているなりよ。TUTAYAとの共同店舗やドライブスルー型の店舗を展開するのも新業態のひとつではあるなりが、さらに新しい業態の店舗の開発を進めてきたなりね。それはファストフード型の店舗。従来の店舗ではスコーンやケーキ、サンドウィッチなどのフードメニューを提供していたなりが、これらをもっと突き進め、店内で焼いたパンやピザなどを提供する、「食事」に重点を置いた店舗を展開することになったなりよ。

日本経済新聞によると、スターバックスはベーカリーチェーンの「アンデルセン」と組み、ファストフード型の新店舗を東京・町田に14日オープン。店舗には「アンデルセン」の社員が常駐し、厨房内に設置されたパン焼き器とピザ釜を使って焼きたてに近いパンやピザを提供するというなり。サンドウィッチも、通常の店舗では作り置きしたものがケースに並べられているなりが、新店舗では注文が入ってから作るなど、なかなか本格的もの。フードメニューの数は60種類にも及ぶようで、通常の店舗に比べると実に6倍にもなるというなり。

ベーカリーチェーンの中では「アンデルセン」は人気のあるチェーンだし、他社との協業が上手いチェーンなので、スターバックスのパートナーとしては良い選択肢と言えそう。「町田の新店舗の結果次第で」との前置きは付くものの、今後、ファストフード型の店舗は年間数十店規模で展開してく可能性もあるようなりよ。本格展開が始まれば、ハンバーガーチェーンなども含めて、外食チェーンの競争がさらに激しくなることは間違いないなりね。

これまでスターバックスはメニュー的にどうしても「朝食」「おやつ」「食後」のイメージが強かったなりが、ファストフード型の導入によってそのイメージも大きく転換することになるのかも。今後のスターバックスの行方を占う意味でも、町田の新店舗、注目しておきたいところなり。

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