映画「チャーリーとチョコレート工場」が大ヒットしたティム・バートン監督。同作品に出演したジョニー・デップとヘレナ・ボナム＝カーターが声優を務めるバートン監督の最新作「ティム・バートンのコープス・ブライド」が10月から公開されているのだけれど、作品中でつかったパペットなどが展示される展覧会「『ティム・バートンのコープス・ブライド』展」が本日から、東京・渋谷にあるパルコミュージアムで開催されるのだ。

「コープス・ブライド」は、1993年に公開されて世界中から称賛を受けた「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」（ヘンリー・セリック監督）と同じ、パペットをコマ撮りしたストップモーション・アニメと呼ばれる手法で撮影されている。一コマ一コマ撮影するため時間と手間を非常にかかるのだけれど、CGやセルアニメには出せないとても味わい深い作品が生み出される。お化けの国がクリスマスに参加しようとするけれど、お化けであるがゆえに発想が恐ろしくなってしまうという、怖いながらも可愛く悲しい内容だった「ナイトメア〜」同様、今回の「コープス・ブライド」も非常にシニカルな作品になっているのだ。ジョニー・デップが声優に初挑戦したことも話題になっている。（ストーリーは映画公式サイト参照）

同展では、作品中につかったパペット22体や巨大ジオラマ、プロダクションスケッチやストーリーボードなどのパネルが展示されるほか、メイキング映像の上映を行っている。また、会場内のショップでは関連グッズを販売しており、コレクションドールやフィギュア、ストラップなどの携帯関連グッズ、Tシャツなどのアパレル、文具、書籍などを販売しているのだそう。便乗で「チャーリーとチョコレート工場」のグッズも販売するのだとか。

映画を観た人もこれから観る予定の人も、映画とはひと味違った作品の世界を堪能してみては？　入場料は一般500円、学生400円、小学生以下無料（同展公式サイトに割引券あり）で、来年1月2日まで、元日を除いて毎日午前10時から午後9時の間に開催されているのだ。