FOMAユーザーがテレビ電話をかけない理由。

2005/11/29 15:08 Written by コ○助

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10月末時点での契約数が1,700万人に達し、第3世代ケータイシェアトップのauを猛追しているFOMA。サービス開始当初からテレビ電話機能をサービスの軸に据え、インフラの整備に注力しているなりが、2001年10月のサービス開始から4年が経過した今も、まだNTTドコモが描いてきた「いつでもどこでも、誰もが気軽にテレビ電話」という未来には到達していないなりよね。以前に比べればテレビ電話を使っている人を見かけることは増えてきたなりが、まだまだFOMAユーザーの誰もが使いこなしているといった感じではないなり。

事実、楽天リサーチや三菱総合研究所などによる共同調査「携帯電話コンテンツ/サービス利用者調査」をまとめた「モバイル市場データ大全2005」によると、テレビ電話の利用状況は2004年8月時点で1.6%だったのに対し、2005年5月時点では3.2%。微増はしているものの、まだまだ日常的に利用されているというレベルには程遠いのが現状なりよ。コ○助の周囲にもFOMAユーザーは数多いなりが、残念ながらテレビ電話を利用している人はあまりいないなりねぇ。

なぜ、どの端末にも標準機能として搭載されているのに、NTTドコモが思っているほど利用が伸びないのか。そのあたりを考察したコラムがITmediaに掲載されているなりよ。いくつか要点をまとめておくなりね。

・現在のコミュニケーションは時間・場所を共有する必要のないメールが主流。
・普通の音声通話は時間だけ共有すればいいが、テレビ電話は場所も共有しなくてはならない。
・テレビ電話に相手が対応しているかどうか分からない。

改めて挙げるほどのことでは無いかもしれないなりが、相手とコミュニケーションを取る際に、「メール<音声通話<テレビ電話」とハードルが上がっていくことは誰もが経験上理解していることだと思うなりよ。基本的に電話はこちらの都合を相手に押しつけるツール。音声通話は単に同じ時間を共有できれば、相手がどこにいようが、どんな格好をしていようが問題ないなりが、テレビ電話はそうはいかないなりからね。「キャラ電」のようなサービスも提供されているとはいえ、「キャラ電」使ってまでテレビ電話をかける意味が見出せない人は少なくないはずなり。

とはいえ、NTTドコモがCMで必死にアピールしているように、遠方の家族や恋人同士のコミュニケーションツールとしては、テレビ電話は素晴らしいもの。ニッチな需要かもしれないなりが、確実に必要としている層はいるので、このサービス自体は大事にして欲しいなりよね。まあ、なかなかこれ以上の活用法が見出せないのが、利用者拡大を目論むNTTドコモにとっては苦しいところではあるなりが……。

皆さんはテレビ電話、使っているなりか? もしくは、使ってみたいと思うなりか?

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