auの新サービス「Hello Messenger」導入の経緯と今後の展望。

2005/11/17 20:06 Written by コ○助

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NTTドコモの「プッシュトーク」とauの「Hello Messenger」。まだあまり聞き慣れない人も多いと思うなりが、アメリカで流行していた「PTT(プッシュ・トゥ・トーク)」なる技術を使った、トランシーバーのような音声通話ができる新しいコミュニケーションツールのことなりね。「プッシュトーク」は「902i」シリーズの標準機能として、「Hello Messenger」はまずは「W33SA」(三洋製)、「W32T」(東芝製)、「A5515K」(京セラ製)の3機種が対応し、来春以降発売される端末には標準機能として搭載される予定なりよ。音声通話やメールに続くコミュニケーションツールとして定着するかどうかに注目が集まっているなりね。

「プッシュトーク」と「Hello Messenger」は同種のサービスながら、異なる点がいくつかあるなり。料金体系が異なるほかに、大きく違うのは「プッシュトーク」が音声通話機能に重点を置いているのに対し、「Hello Messenger」は音声通話以外に写真やテキストのやり取りができるインスタントメッセンジャー的な要素に重点を置いていること。どちらが良いという単純比較は難しいなりが、「Hello Messenger」のほうがよりできることが多いのが特徴なりね。また、ビジネスツール的な側面の強い「プッシュトーク」と、学生を中心とした若者のコミュニケーションツール的な側面の強い「Hello Messenger」では、アプリケーションの作りひとつから全く異なるサービスとなっているなりよ。

そんな「Hello Messenger」の導入の経緯や今後の展望について、auの担当者がインプレスのインタビューに答えているなり。サービスを理解する上で分かりやすい内容となっているので、簡単に見ておくことにするなりね。

「米国でPTTが登場した後、2003年4月頃からどういうサービスなのか、どういう層に広がっているのか情報を集め始めました」
「我々としては10〜20代前半の女性をメインターゲットとしています。というのも、チャットのようにメールを高頻度に使うユーザー層と重なる部分だからです」
「最初は音声だけのサービスについても議論はしました。しかし、若年層ではメール文化が根付いており、音声だけでは少々面白みに欠けると判断しました」
「キャラクターのデザインについては、意見はいろいろと出てきました。コンテンツプロバイダさんの参画などについては、今後の検討ですね」

「Hello Messenger」のアプリにはキャラクターが使われているなりが、グラフィックデザイナーの山下浩平氏がデザインしたキャラクターはなかなか可愛らしく、確かに若い女性にはすんなりと受け入れられそうなりよ。今後コンテンツプロバイダから、いろいろなキャラクターが登場する可能性もあるようなり。

文字や写真をやり取りできるインスタントメッセンジャーの楽しさはパソコンで活用している人なら周知のもの。携帯電話でも同種の楽しみ方が広がるのは単純に嬉しいなりよね。いずれ市場に出回る端末すべてが対応したとき、音声通話、メールと並ぶ「欠かすことのできないツール」に成長している……かもしれないなり。

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