カブドットコム証券の齋藤正勝社長「努力は必ず評価される」。

2005/11/13 05:51 Written by コ○助

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関東では日曜日の早朝に放送しているTBS系の「がっちりマンデー!!」という番組があるなり。いろいろな企業のトップや経済分野の専門家を招き、今、日本で注目するべきビジネスの分野の解説や、成長している企業の成功の秘密を探るという、言葉だけ見るといかにも堅そうな日曜早朝の番組なりが、司会を務める加藤浩次と進藤晶子が上手く柔らかな番組の雰囲気に仕立てている、実際にはかなりライトな経済番組なりね。

コ○助はこの番組が好きで、日曜日に早起きしたときにはできるだけ見るようにしているなりが、今年3月に放送された「IPO」の回に出演していたカブドットコム証券の齋藤正勝社長のことを、番組を見て以来ずっとどのような人物なのか気になっていたなりよ。語り口は穏やかで、話は面白く、聞けば少し変わった経歴を経てカブドットコム証券の社長に就任した斉藤社長。カブドットコム証券はインターネット専業の証券会社としてすでに大手に成長しているなりが、どのように成長の道のりをたどって現在に至るのか、少しご紹介しておくことにするなり。

斉藤社長はもともと株やインターネットとは直接関係のない美術系の大学の出身。在学中にミュージッククリップの制作をするため、シンセサイザーやCGの勉強をしているうちにパソコンを覚えたという典型的なクリエイター気質の人なり。学生時代に機材を揃えるためにさまざまなアルバイトに精を出していたなりが、その中で営業、特に金融関係の営業の仕事に出会ったことが転機となり、新卒の就職活動では証券会社を受験。見事内定を手にしたものの、希望した職種ではなく、子会社のシステム開発部門に採用されてしまったというなりよ。周囲は理系の人間が多い中で美術大学出身の斉藤社長はかなり苦労をしたようで、仕事の傍ら遊ぶ時間を惜しんで勉強に没頭。情報処理系の資格を取りまくり、システム開発のプロフェッショナルとなったなりね。その後、紆余曲折を経て伊藤忠商事が準備を進めていた日本オンライン証券の設立に参加。三和銀行が設立したイー・ウイング証券との合併によりカブドットコム証券が誕生し、最高業務執行責任者(COO)などを経て現職に至るなり。

そんな斉藤社長がいかにして成功を掴んだのかを振り返ったインタビューがnikkeibp.jpに出ているなりよ。なかなか興味深い内容だったので、少し見ておくことにするなりね。

「私としては、仕事をするのに学歴はいかに無関係なものであるか、証明したつもりでいます」
「最初から、格好いい、花形部署に回されていたら、『自分は優秀な人間だ』と勘違いして、その後、努力もしなかったかもしれません」
「『これで満足だ』と思う人は、それより上の立場になることもないし、よりたくさんのお給料をもらうこともできないでしょう」
「はっきり成果を出していけば、あっという間に周囲の見方は変わります」
「努力は、『だれから見ても評価できる』成果にすることも大事ですね」
「1年前の自分、半年前の自分と今の自分との違いが評価のポイントとなるわけですから、継続的に努力する必要がある」

「努力」という言葉がたくさん出てくるなりが、その経歴からも分かるように斉藤社長は完全な「努力の人」なりよね。身をもって努力をすることが結果に繋がる経験をしてきているのが伝わってくるので、実に重い言葉に聞こえてくるなりよ。一に努力、二に努力。コ○助もそれを肝に銘じて、今まで以上に努力していかなければ。

世の中には努力がなかなか結果に結びつかない……そんな経験を持つ人はぜひこのインタビューを覗いてみてくださいなり。

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