歌手・女優の本田美奈子さんが急性骨髄性白血病で死去。

2005/11/06 15:53 Written by コ○助

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ショックなニュースが飛び込んできたなり。今年1月に急性骨髄性白血病であることを告白し、入退院を繰り返しながら闘病生活を送っていた歌手で女優の本田美奈子さんが6日に亡くなられたなりよ。1980年代にアイドルとして輝きを放っていた姿を目の当たりにしてきた世代にしてみれば、まだ38歳という若さで亡くなられてしまったことは衝撃以外の何ものでも無いなりね……。

本田美奈子さんは1967年に東京都で生まれ、18歳になった1985年に東芝EMIから「殺意のバカンス」でデビュー。第23回日本レコード大賞新人賞、第16回日本歌謡大賞優秀放送音楽新人賞、第18回全日本有線放送大賞新人賞、第11回日本テレビ音楽新人奨励賞受賞など、その年の賞レースを総なめにする最高のカタチで歌手としてのスタートを切ったなりよ。その後、レコードの売り上げはやや低迷した時期もあったなりが、1992年にミュージカル「ミス・サイゴン」の主役であるキム役の座をオーディションで手にしたことが大きな転機に。「ミス・サイゴン」は好評のうちに幕を閉じ、本田美奈子さんは以降「レ・ミゼラブル」や「屋根の上のバイオリン弾き」などのミュージカル作品に出演し、その演技力や歌唱力は「ミュージカル界に不可欠なもの」と高い評価を受けていたなりよ。

そして昨年11月には「本田美奈子.(ドット)」に改名。その理由を「点を付けることによって名前が31画になった。これで開運です。決意新たに私自身を磨いていきたい」(スポーツ報知より)と語っていたなりが、今年1月に急性骨髄性白血病が判明して緊急入院。4月には無菌室から一般病棟に移り、7月には退院もして順調な回復ぶりを見せていたなりが、その後再び入院。10月末には染色体の異常が見つかり、体調が悪化していたというなり。

10月19日には未発表曲「ララバイ」を収録し、病室で自ら選曲した新アルバム「アメイジング・グレイス〜クラシカル・ミニ・ベスト」が発売されたばかり。このアルバムには「この歌が皆さんに、歌の素晴らしさを伝えることができるよう…1人でも多くの方の心が豊かになれるよう…という願いを込めて、これからも歌い続けたい」(サンケイスポーツより)との直筆のメッセージが同梱されており、これがファンに向けられた最後の言葉となってしまったなりね。「年内には退院の可能性も」と言われていただけに、容態が急変して亡くなられたことは残念でならないなり。

ご冥福をお祈りしますなり。

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