キョンシーと少林寺が対決、「少林キョンシー」公開へ。

2005/11/04 08:02 Written by コ○助

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コ○助と同じか、もう少し下の世代にとっては非常に思い入れの強い人が多いであろうキョンシー映画の数々。映画のみならず、当時「幽幻道士」シリーズで人気のあった子役・テンテンを主人公にしたテレビ番組「来来! キョンシーズ」が放送され、関連グッズがいくつも発売されるなど、日本の子どもを熱狂の渦に巻き込んでいたなりよね。もちろん、キョンシーブームのど真ん中を駆け抜けていたコ○助も小学生の頃にハマったクチ。書道の時間に道士を真似してスラスラとお札を書く遊びや、両手を前にして両足を揃えて飛ぶ、いわゆる「キョンシー飛び」をして遊ぶなど、キョンシーに関する想い出はたくさんあるなりよ(笑)。

キョンシーブームは80年代後半から始まるなりが、日本で最初にヒットしたのは1986年から公開された「霊幻道士」シリーズ。全部で4作品が公開されたなりが、コ○助はすべて劇場で鑑賞したのはもちろん、下敷きやらシールやら、いろいろとグッズを買い漁っていた記憶があるなりよ。見事にブームに踊らされた子どもの一人なり(笑)。ただ、一般的には「霊幻道士」シリーズはややマニアックなようで、キョンシーというと、「霊幻道士」シリーズのあとに台湾で製作された「幽幻道士」を思い浮かべる人が多いようなりよ。こちらは前述のテンテンが話題となったほか、「来来! キョンシーズ」ともどもテレビで放映されて人気が出た作品だったので、基本的に劇場でしか観ることができなかった「霊幻道士」シリーズよりも記憶に残っている人が多いのかもしれないなりね。いずれにしても、相当なブームになったキョンシーは日本中の子どもたちを虜にしたわけなり。

でも、ブームは時期が来れば終わるもの。90年代に入ると次第にブームは下火となり、その後しばらくは話題に上ることも無かったなりよね。ただ、近年はリバイバルブームの兆しを見せ始めており、例えば今年6月には「来来! キョンシーズ」、11月には「幽幻道士」のDVD-BOXが発売され、動画配信サイト「GyaO」では「来来! キョンシーズ」が配信されるなど、徐々にではあるなりが、またキョンシーの姿を見かける機会が増えているなりよ。

そして、ついに今月12日からは新しいキョンシー映画が公開されることになったなり。その名も「少林キョンシー」。共に香港映画界で長い歴史を持つ「少林寺」と「キョンシー」の歴史的なコラボと作品なるなりが、かつてのキョンシー映画でも多用されていたワイヤーアクションに加え、「少林サッカー」や「カンフー・ハッスル」のようなデジタル処理も施された、まさに21世紀型のキョンシー映画となっているなりね。進化を遂げ、迫力のある映像を手にしたキョンシー映画、面白そうじゃないなりか。

子どもの頃に熱狂したものを大人になってから観てみると大して楽しめない……、そんなことはよくあるので「少林キョンシー」に多くを期待するのは危険かもしれないなりが、昭和の時代にキョンシーを楽しんだ人たちは、ぜひとも観ておきたい作品なりね。上映される劇場は少ないなりが、機会があればぜひぜひ。

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