城島健司捕手がFA宣言、移籍先「本命」はメッツか。

2005/11/01 06:51 Written by コ○助

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かねてからFA権行使の意向を示していたソフトバンクの城島健司捕手が、31日にメジャー挑戦を正式表明。捕手では史上初の日本人メジャーリーガー誕生に向けてメジャー各球団と交渉を進めることになったなりが、現在はまだ交渉解禁前なのでどの球団が実際に獲得に名乗りを上げるかは未知数なりよ。ただ、捕手の補強を必要としている球団としてメッツ、マリナーズ、ヤンキース、パドレスなど複数の球団名が挙がっており、日本球界で一、二を争う実力を持つ城島捕手は引く手あまたとの見方が大勢を占めているなりね。

城島捕手は31日に開かれた記者会見の中で、メジャー移籍の条件として「正捕手として自分を迎え入れてくれる球団」を挙げ、「マイナーでやっても、自分の意図と違いますから」とかなり強気な構え。これまでの日本人メジャーリーガーとはやや異なり、自ら高いハードルを設定した上で交渉に臨むことになりそうなりよ。ほかのポジションよりも、選手間のコミュニケーション能力が重視される捕手という独特なポジションだけに、城島捕手の語学力に対する懸念がたびたび囁かれているなりが、それでもなお強気な姿勢で臨むあたりからは、相当な自信がうかがえるなりね。

気になるのはメジャーの動向なりが、「本命」と見られているのは松井稼頭央内野手や石井一久投手も所属するメッツ。正捕手を務めていたマイク・ピアザ捕手との7年9100万ドル(約105億5600万円)の契約が今年で切れるなりが、メッツは打撃面でも守備面でも年齢的な衰えが目立つことを理由に契約延長は見送る方針で、ピアザ捕手は他球団に移籍することが確実視されているなりね。そのため、来季からの正捕手探しが急務となっており、FA市場の「大物」の城島捕手の獲得に動くとの見方が強いなりよ。条件面でもピアザ捕手ほどの年俸を用意する必要がないことからも、メッツとしては是が非でも欲しい戦力と言えそうなりね。

対抗馬として名前が上がりそうなのがマリナーズ。長年正捕手を務めてきたダン・ウィルソン捕手が今季限りで引退することが決まり、こちらも後釜の正捕手探しが急務となっているなりよ。城島捕手はメジャー移籍に際して「家族が安心して生活できる場所」という条件も挙げているなりが、メッツのニューヨーク、マリナーズのシアトルは共に日本人社会がしっかりと形成されていて住みやすいと評判の都市。いずれの球団でもこの辺りは問題は無さそうなりね。

あまり可能性は高く無さそうなりが、仮にメジャーとの交渉が不調に終わった場合。城島捕手は国内の他球団には移籍しないと明言しているので、すでに3年、総額約25億円(再契約金など含む)の条件を提示しているソフトバンクに残留することになるなり。ソフトバンクにしてみれば、まだ後継者が育っていない段階でチームの要石がメジャーに流出するのは大きな痛手。ファンも「初の捕手メジャー挑戦」には興味を引かれながらも、正直なところでは移籍は絶対にして欲しくないとの声が聞こえてきそうなりね。城島捕手のメジャー挑戦、果たして1〜2か月後にどのような答えが待ち受けているのか注目なり。

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