数あるゲーム関連の賞の中でも権威ある賞として知られる「CESA GAME AWARDS」。社団法人コンピュータエンタテインメント協会(CESA)が1996年に「CESA大賞」としてスタートさせ、第4回から「日本ゲーム大賞」に、第6回から現在の「CESA GAME AWARDS」へと名称を変更しながら、今年で9回目を迎えたなりよ。その授賞式が27日に開催され、各賞が発表されたなりね。
「第9回 CESA GAME AWARDS」の対象となるのは、2004年4月1日から2005年3月31日に国内で発売された作品。2004年度の「顔」となる作品が大賞となるわけなりが、今回の大賞には2004年10月に発売されたスクウェア・エニックスの「ドラゴンクエスト8 空と海と大地と呪われし姫君」が選出されたなりね。2004年度中だけで約330万本の売り上げを記録したほか、その作品の内容に対しても高い評価が送られ、堂々の大賞受賞となったなり。
それでは大賞以外の作品も含めて、どのような作品が授賞したのかを簡単にまとめておくなりね。
[最優秀賞]
スクウェア・エニックス「
ドラゴンクエスト8 空と海と大地と呪われし姫君」(プレステ2)
[優秀賞]
任天堂「
さわるメイドインワリオ」(ニンテンドーDS)
任天堂「
大合奏!バンドブラザーズ」(ニンテンドーDS)
バンダイ「
メテオス」(ニンテンドーDS)
カプコン「
バイオハザード4」(ゲームキューブ)
ポケモン「
ポケットモンスター エメラルド」(ゲームボーイアドバンス)
SCE「
みんなのGOLF ポータブル」(PSP)
SCE「
グランツーリスモ4」(プレステ2)
チュンソフト「
3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!」(プレステ2)
コーエー「
真・三國無双4」(プレステ2)
コーエー「遥かなる時空の中で3」(プレステ2)
コナミ「
METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER」(プレステ2)
コナミ「
ワールドサッカー ウイニングイレブン8」(プレステ2)
スクウェア・エニックス「
ドラゴンクエスト8 空と海と大地と呪われし姫君」(プレステ2)
[ベストセールス賞]
スクウェア・エニックス「
ドラゴンクエスト8 空と海と大地と呪われし姫君」(プレステ2)
[グローバル賞 日本作品部門]
コナミ「
ワールドサッカー ウイニングイレブン8」(プレステ2)
[グローバル賞 海外作品部門]
マイクロソフト「
Halo 2」(Xbox)
[特別賞]
サミー/セガ「
実戦パチスロ必勝法!北斗の拳」(プレステ2)
というわけで、「ドラゴンクエスト8」を含めて、優秀賞は続編モノが相変わらず強いラインアップ。「バイオハザード」「グランツーリスモ」「真・三國無双」「遥かなる時空の中で」「METAL GEAR SOLID」「ウイニングイレブン」「みんなのGOLF」「ポケットモンスター」と、13作品中9作品が続編モノなりね。いずれも定評ある作品なので、改めて高い評価を受けるのは当然としても、新味がないのはやや寂しい傾向ではあるなり。
そんな中だからこそ、余計に「大合奏!バンドブラザーズ」のような新しいゲームの楽しみ方の提案は特に目を引くなりよね。こうした従来の枠組みに捕らわれない、新しいタイプのゲームがコンスタントに登場すると、もう少しゲーム業界も盛り上がるはず。「大合奏!バンドブラザーズ」をはじめとしてニンテンドーDSにはオリジナリティ溢れた、一風変わったゲームが続々と登場しているだけに、来年の「CESA GAME AWARDS」を席巻する……ということもあるかもしれないなりよ。もちろん、来年は次世代ゲーム機が賞の対象となる年なので、逆にニンテンドーDSの出る幕が無いなんてことも可能性としては考えられるなりが……。
皆さんは今年の授賞作品。どの程度プレイしたなりか?