「超高校バッテリー」と呼ばれた巨人元選手の「レイプ事件」。

2005/10/28 06:23 Written by コ○助

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若くして大金を掴んだことで、金銭感覚が狂う者。プロで通用せずに、夢敗れて途方に暮れる者。そうした元プロ野球選手が引き起こす事件や犯罪はたびたび報じられることがあるなりが、また一人、事件を起こした選手が出てしまったなりよ。かつて高校球界で名を轟かせて巨人入りしたものの、一度も活躍することなく昨オフに戦力外通告を受けたこの選手。昨年の秋季キャンプからブルペン捕手に転身し、裏方として投手陣を支えていたなりが、今年6月にレイプ事件を起こして解雇されていたと、現在発売されている週刊新潮が報じているなり。

週刊新潮の記事によると、この選手は敦賀気比高校から巨人に入団。「高校時代は、大型投手と組んで『超高校バッテリー』と呼ばれていた」捕手で、「大型投手を他球団に指名されたため、巨人が捕手のほうを下位で指名した」とあるなり。プロ野球ファンならば、これだけで誰のことなのかはピンと来るはず。記事では仮名となっているのであえて名前は明かさないでおくなりが、すぐに分かる選手なので、知りたい人は「敦賀気比 捕手 巨人 ブルペン」などのキーワードで検索をかけてみるとよろしいかと。

Narinari.comでは、この捕手の戦力外が発表された昨年9月に記事にしてお伝えしているなりが、巨人入りの経緯などについて触れているので、少し振り返っておくことにするなり。(※選手の名前は仮名にしておくなり)

A捕手は敦賀気比高校時代にB投手とバッテリーを組み、「超高校級バッテリー」と呼ばれていた選手なりが、巨人が本当に欲しかったのはB投手のほう。2000年のドラフトで巨人とB投手は相思相愛だったものの、巨人は1位で阿部慎之助捕手を指名。この選択自体は間違っていなかったなりが、B投手をオリックスが1位で強硬指名してしまうなり。しかしながら、どうしても巨人に行きたいB投手はオリックスへの入団を拒否、「3年後に逆指名で巨人に行く」と公言していたなりね。巨人としてはB投手は何が何でも欲しい逸材。3年後に確実に逆指名を取り付けるための「保険」として、B投手のパートナーであり、親友のA捕手を2000年のドラフト8位で指名した、という顛末があったなりね。結果、B投手は2003年のドラフトの自由獲得枠で巨人に入団。巨人は目的を果たしたため、A捕手はお役ご免、というわけで戦力外となってしまったなりよ。

もともと巨人入りの経緯が実力というよりは、あくまでも大型投手の「保険」だったことが不幸の始まり。でも、球団からブルペン捕手のポストを用意された際には「チームのためになるなら、恩返しのつもりで何でもやりますよ」と快く引き受け、引き続き巨人に籍を置けることに喜びを感じていたようなりよ。実際、底抜けに明るい性格はムードーメーカーとしての一面もあり、チームに貢献していたなりね。

ところが、事件は今年6月に起こったなり。以前から顔見知りだった女性と共に合コンに出席したこの選手は、酔っぱらった状態で女性宅に上がり込み、無理矢理関係を持ったのだとか。女性は「レイプされた」と被害届を提出。その後、警察が動きこの選手は逮捕されてしまったなりよ。勾留期間中に示談が成立し、起訴はされなかったようなりが、この失態を受けて球団は解雇を決定。情報が漏れないよう箝口令を敷いていたというなり。

週刊新潮の取材に対し、巨人の広報は「逮捕されたのは事実です。契約はその時点で解除しました」と事実を認めている模様。いくら現役を退いたとはいえ、一時は話題に上ったこともある選手。こうした事件を起こしてしまったのは残念な話なりね。若い人材を預かるからこそ、選手に最低限のモラルと自覚を持たせるためにも、より一層の教育に努めて欲しいものなり。

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