アメリカ国内の逮捕者、4人に1人は女性に。

2005/10/24 13:34 Written by Maki K Wall@駐米特派員

このエントリーをはてなブックマークに追加


今はどうか判りませんが、15年前にウォール真木が留学することになった当時は、アメリカのイメージといえば「犯罪が多い」「ピストルで直ぐに脅される」「ドラッグ横行」……とかなりネガティブなものばかり。それでも幸運なことに、ここでの生活が通算10年以上になった今でもウォール真木は犯罪の被害者となったことがありません。自ら交通違反は沢山しているけどさ……(汗)。

ところでアメリカの "Bureau of Justice Statistics"(司法統計局)が毎年発行している白書によると、この国で2004年度に犯罪者として刑務所に留置された総数は2,267,787人。前年度と比べて1.9%増加しているとか。しかも全体の伸び率に比べて、女性犯罪者の増加が4%アップと、最近になって飛躍的に伸びているそうです。こんなところでも女性進出が……。ちょっと違うか。非社会的だし。

さらに裁判ざたになるならないに関係なく、逮捕数だけを考慮にいれると、女性はその内の4人に1人と相当な数に上ります。これは違法薬物関連犯罪に対して、警察が厳しく取り締まるようになったのが原因だとみられています。ドラッグ関連の逮捕者は連邦刑務所の約半分の収容者を占めているそうなので、その告狽ヘ相当なものだと判りますね。そして、この手の犯罪で逮捕される女性も山ほどなんだそう。

もちろんこの他にもクレジットカード詐欺や、その他の凶悪的な犯罪に手を染める女性も増えているそう。殺人や暴行といったバイオレント犯罪者といえば「男性」といったイメージを持ってしまいがちですが、最近のケースには、このジェンダーの敷居は次第に無くなっている感じがします。

男女関係なく、いろいろ油断のならない社会になってきましたなぁ。やれやれ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.