NBAが服装規制へ、ヒップホップ系などは禁止に。

2005/10/19 11:27 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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(このコラムには映画のネタバレの可能性があります。ご注意下さい!)

「オールド・ルーキー」という映画は、史上最年長ルーキーとして大リーグ選手になった実在のピッチャー、ジム・モリスを題材にした作品。デニス・クエイド扮する主人公は高校教師としての仕事を辞め、マイナーリーグでメジャーに昇格することを夢見ていました。そしてある日とうとうチャンスが。そしてこのニュースをジムは奥さんに電話で

「僕の一番上等のスーツを持ってきて欲しいんだ」

と伝えるのです。なんでも米メジャーリーグ(MLB)のルールでは、メジャーリーガーが遠征の時の服装はスーツ着用と決まっているそうで、彼もマイナーから昇格したため急にスーツが入用になったのですね。それにしても粋なセリフです。

さてMLBではすでにスーツ着用が移動時の決まりですが、今度米プロバスケットボール(NBA)でも今シーズンの始まりから、コロシアムへの出入りや記者会見の時など「ビジネス・カジュアル」が義務付けられるそうなのです。具体的には袖なしシャツやショート・パンツは禁止で、屋内でのサングラスもご法度に。アクセサリー類(チェーンやペンダント)も、洋服の上から見えるのはダメになるそうです。となるとNBAの選手に人気の、いわゆる「ヒップホップ」スタイルは全面的に禁止になってしまいますね。

それにしてもNBAでハデハデ・ファッションといえば、デニス・ロドマン元選手でしょうか?髪はカラフルだし、女装したり、全身タトューだらけの裸体をさらしたり、といろいろしていたなぁ(笑)。彼が今現役だったとしたら、絶対今回のNBAの決定に講義していたに違いないですね。

何はともあれ「プロたるもの、いかなる時もリスペクトある行動を」というのが根本にあるんじゃないかと。それに長身の選手たちがビシっとスーツ姿でキメたらかなりカッコいいんじゃないかと思いますし、今回のニュースには個人的には好意的です、はい。

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