今年6月にnarinari.comのコラムでもご紹介しましたが、10年ほど前にアフリカのる湾で起こったツチ族大量虐殺を描いた「ホテル･ルワンダ」。この作品は昨年度のアカデミー賞でも3部門にノミネートされるほどの話題作でした。しかし社会派の重い内容が日本の配給会社から謙遜されてしまったのか、日本国内での公開のめどが立たないという、なんとも寂しいことになっていました。

そこでこの映画を愛してやまないファンが有志となり、「ホテル･ルワンダ」の劇場公開を目指して「『ホテル･ルワンダ』日本公開を求める会」という会が発足したのです。もちろん、全くのボランティア活動。署名活動を中心に地道に活動する彼らの姿は、次第にメディアでも多く取り上げられるようになったので、ご存知の方も多いかと思います。

その結果、独立系の配給会社「メディアスーツ」が日本公開権利を買い付けることを決定。とうとうきたる新年に東京･渋谷のシアターN渋谷での公開が決定したそうです。先の「求める会」の当初の目標は来N6月公開だったそうですから、それよりも早く日本の映画館に「ホテル･ルワンダ」がお目見えすることに。いやー、良かったですねぇ。

とにかく4ヶ月にわたって署名活動を続けてきた「求める会」のみなさん、おめでとうございます。映画の内容自体も日本で話題となりますように。