吉野家、「家族・女性向け」の実験店舗をオープン。

2005/10/05 21:12 Written by コ○助

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「うまい、安い、早い」を合い言葉に、すっかり男臭い食べ物の定番となってしまった感のある吉野家なりが、意外と(?)女性にもファンは多いなりよね。少なくとも、コ○助の周囲では吉野家の女性人気は高いものがあるなりが、いずれも「カウンターに座るのに抵抗がある」「男性客ばかりで入りにくい」との理由で、なかなか食べる機会に恵まれないと嘆いているなりよ(笑)。あの雰囲気が苦手な女性は少なくないようなり。

そのあたりは吉野家も自覚しているようで、水面下では女性にも気楽に入店してもらえるような店舗の準備を進めてきたなりが、まずは実験店として家族連れや女性を意識した作りの店舗を群馬県内にオープンしたなりよ。通常の店舗スタイルで営業していた「407号線太田店」を全面改装し、実験店舗としてスタートさせたなりね。

「407号線太田店」は吉野家のオーソドックスなスタイルであるカウンター席を大幅に減らし、テーブル席を中心に配置。店員が客を席まで案内し、注文は店員が携帯端末を使って入力、料理は店員が座席まで運ぶファミリーレストランのような「フルサービス」を導入した店舗なり。およそ吉野家らしく無い店舗なりが、メニューも基本的なメニューに加え、通常店舗とは少し異なるメニューを揃えているなりよ。参考までに、どのようなメニューが提供されているのかを見ておくなり。

・豚丼(330円)
・豚生姜焼き定食(480円)
・チキンステーキ定食(480円)
・鶏の唐揚げ定食(480円)
・かつカレー(590円)

仮にファミリーレストランのようなスタイルを目指しているのだとすれば、メニューにややインパクトがないのが気になるところ。いくら家族連れや女性が入りやすい雰囲気を演出しているとはいえ、メニューが弱ければ本末転倒なりからねぇ。あくまでも実験店舗なので試行錯誤の段階なのだとは思うなりが、このままのスタイルでは多店舗展開は難しそうなりか。事実、オープンから1か月弱が経過した現在、あまり客の要りはよろしくは無いようなり。

ただ、より幅広い客層を取り込むために、こうした実験・研究を続ける姿勢は評価すべきところ。そう遠くない将来、実験・研究の成果が通常の店舗にフィードバックされ、女性が入りやすい吉野家があちこちに見られるようになるかもしれないなりね。

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