ウエスタンリーグの全日程終了、全タイトルを阪神勢が独占。

2005/10/02 04:51 Written by コ○助

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1軍に先駆け、今年も圧倒的な強さでウエスタンリーグを制した2軍の阪神なりが、タイトル争いでも阪神勢が圧倒したなりよ。ウエスタンリーグは10月1日に全日程を終了し、各タイトルが発表されたなりが、すべての部門を阪神の選手が獲得するという快挙を成し遂げたなりね。2軍の成績が即1軍での活躍に結びつくわけでは無いのがプロ野球の難しいところではあるなりが、それでも将来の主力選手となりうる選手が2軍で大活躍しているのは、ドラフト戦略や選手育成などが成功している証。ここは素直に喜びたいなりね。

2軍の阪神勢が獲得したタイトルと選手は次のとおり。

首位打者 赤松真人外野手(阪神) 打率.363
最多本塁打 喜田剛内野手(阪神) 21本塁打
最多打点 喜田剛内野手(阪神)55打点
最多盗塁 赤松真人外野手(阪神)29盗塁
最高出塁率 赤松真人外野手(阪神).444
最優秀防御率 前川勝彦投手(阪神)防御率2.29
最多勝利 ダーウィン・クビアン投手(阪神)9勝(1敗2セーブ)
最高勝率 ダーウィン・クビアン投手(阪神).900
最優秀救援 桟原将司投手(阪神)、小林幹英投手(広島)13セーブポイント

見ての通り、野手では俊足巧打の赤松選手と大砲の喜田選手が、投手ではベテランの前川投手と1年目のダーウィン投手、そして1軍でも活躍する桟原投手がそれぞれタイトルを獲得しているなり。赤松選手は1軍の外野手層が厚いこともあってなかなか上からお呼びがかからないなりが、すでに2軍レベルの選手では無いと専らの評判。赤星憲広外野手に続く「レッド二世」とも呼ばれ、50メートルを5.6秒で駆け抜けるその俊足ぶりに注目が集まっているなりよ。来年の阪神外野陣が金本、赤星、濱中(桧山、スペンサー?)の布陣ならば、赤松選手が1軍に食い込む余地はなかなか無さそうなりが、好素材を腐らせないためにもなんとか使いどころを見つけて欲しいなりねぇ。

喜田選手は岡田監督が2軍監督時代から重用してきた、いわゆる「岡田門下生」のひとり。現在は1軍に昇格し、日本シリーズのDH、もしくは代打要員としての可能性を模索しているほど、期待されている選手なりよ。こういう選手が後ろに控えているのは、来年以降の「岡田阪神」を占う意味で、非常に心強いなりよね。

投手では最優秀防御率のタイトルを前川投手が獲得したのは、ファンからすれば意外な感じ。前川投手は川尻哲郎投手(楽天を戦力外)とのトレードで近鉄から移籍してきたものの、1軍では制球が定まらずに完全に「期待はずれ」の烙印が押されていたなりよ。「オフには解雇か」と思っていた阪神ファンは少なくないなりが、2軍とはいえタイトルを獲ったことでクビは繋がったかもしれないなりね。まあシーズン中にも放出の噂が絶えなかったので、他球団にトレードに出される可能性は否めないなりが……。

ダーウィン投手も1軍では4試合に登板し、0勝1敗、防御率5.91と散々な成績。外国人選手ゆえ、この成績だけ見れば解雇が濃厚なりが、2軍での2タイトル獲得によってクビが繋がるかどうか。正直、1軍の投手陣の層が厚すぎてなかなか登板機会を与えられなかったため、ここで見切りを付けてしまうのは少し可哀想な気も。年俸は30万ドルと格安なようだし、個人的には契約を更新してあげて欲しいところなり。

なにはともあれ、1軍と2軍の両方が優勝したのは実にめでたいこと。2軍が強ければ、現在1軍の主力を務めるベテラン選手が引退したあともあまり心配する必要は無さそうだし、当分は阪神の強い時代が続くかもしれないなりね。ファンとしては嬉しい限りなり。

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