次女が今月初めから通い始めた幼稚園。ここはカトリック教会が運営しているため、お遊戯やクラフトなどにもキリストの教えを子供にわかりやすく説明しているものが多いです。先日も幼稚園から帰ってきた次女が手にしていたのは、なんと聖書の最初に書かれている「天地創造」をモチーフにした工作。それを私に見せながら次女は

「あのねー、かみさまはさいしょにねー、ひかりをつくったんだよー」

なんて話を得意気にしていました。今日も「きらきら星」の替え歌でなにやら神様についての内容を歌っていましたっけ。こうやって学んでいくものなのか、とちょっと感心しました。

さてこんな風に小さい頃からキリスト教に触れている人々ならともかく、私みたいに仏教徒だったり、神の教えについて学びたいけど時間がなかったり……という方の場合、いきなり聖書を読み出しても「ワケわからん」な世界です。でも最近イギリスではそんな時に手軽に読めるようなバイブルが登場したのだとか。なんでも聖書の内容を簡潔に要約しており、100分程度で全て読めるのがウリ。これなら忙しくてもなんとか最後のページまで読み通すことが出来そうですね。出版社としても、ちょっとした旅行ﾌお供としてもピッタリ！と太鼓判を押しているとか。

そういえば、今思い出したのですがアメリカでもコレと似たような"The Bible for Dummies"という本がありましたっけ。この "Dummies"シリーズというのは、日本で言うところの「サルでも判る」マニュアル本のことで、実に色々なカテゴリの本が出ています。例えば「聖書」の他にも"Divorce For Dummies"（離婚）、"Adoption For Dummies"（養子縁組）や、さらには"Witchcraft For Dummies"（魔女術）などという、ちと不思議なテキスト本まで（笑）。

「聖書」と「魔女術」……、一体こんな相対する内容の本を同じシリーズとして出版していいものかどうか。まぁ、アメリカ人は気にしないだろうなぁ。