楽天が田尾安志監督の解任を発表、後任は野村克也氏有力か。

2005/09/26 15:18 Written by コ○助

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今シーズンがまだ中盤の頃から、成績不振を重く見たフロントが田尾監督を今季限りで解任するとの見方が強まっていたなりが、25日に球団から解任が正式発表されたなりよ。プロ野球参入1年目で苦戦するのは想定の範囲内のはずなのに、3年契約の1年目での解任は田尾監督にとっては不憫な話なりが、球団としては想像以上の苦戦を強いられたことから、来季はもっと経験のある監督を招聘することで、チームを立て直して行こうという考えに至ったようなり。

球団からの解任通告を受けて、記者会見を開いた田尾監督は「悔しさというか、僕の中では今シーズンは本当の勝負まではいかないと、このオフからどうしようかと思っていたから」と、来季に向けての構想を膨らませていたことを明らかにし、無念さをにじませていたなりよ。ただ、契約途中での解任については「この球団はこういうことで判断もするだろうなと。十分あると思っていた。勝負の世界でこれだけ勝てないと」と、覚悟はしていたことを示唆していたなりね。

後任の監督についてはまだ選定中なりが、8月に大きくスポーツ紙の紙面を飾った名前は野村克也氏と森祇晶氏。特に、野村氏のほうは、その後も何度も「楽天の次期監督」として名前が挙がるなど、最も楽天の監督に近い人物と言えそうなりね。当の野村氏は「(楽天から)まだ何も正式なオファーが来ていないので、コメントのしようがない」と前置きした上で、「高い評価をしていただいたのは大変光栄」と、監督候補として名前が挙がっていることに関してはまんざらでも無い様子。ただ、現在監督を務めているシダックスの志太勤一社長に対して「社長には公私ともに約20年お世話になったが、(都市対抗野球優勝という)恩返しをしていない」とも語っており、まだアマチュア球界でやり残したことがある現状でプロ野球に復帰するかどうかは意志が固まっていないようなりよ。ひょっとすると、来季もシダックスを率いて都市対抗を目指す……ということもあるかもしれないなりね。

野村氏は言うまでもなく、ヤクルトや阪神で結果を出してきた育成のプロ。「野村再生工場」の手に掛かり、復活を遂げたベテラン選手は数多いだけに、他球団から自由契約となって流れてきた選手が多い楽天では、その手腕を存分に発揮してくれそうなり。野村監督が受諾するかどうかはまだ分からないなりが、阪神の監督を不本意なカタチで辞任し、プロ野球界に戻れるタイミングを図っていた節もあるので、楽天の監督就任は野村氏にとっても大チャンス。シダックスの志太社長に対する筋さえ通せれば、受諾の可能性は高まりそうなりよ。

来季のパ・リーグの台風の目になりそうな「楽天・野村監督」は誕生するのか。注目なり。

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