愛知万博が閉幕、入場者数は目標大きく超える2204万人。

2005/09/26 10:29 Written by コ○助

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今年3月25日に開幕し、185日に渡って開催されてきた愛知万博。開幕当初は入場者が伸び悩み、弁当持ち込み禁止などの厳しい措置への不満や会場内の飲食店の料金が高いとの批判が出ていたなりが、ゴールデンウィーク頃からは徐々に入場者が増え始め、終わってみれば目標として設定されていた1500万人を大きく上回る2204万9544人の入場者数を記録したなりよ。名古屋を中心に経済波及効果も大きく、数字の上では大成功を収めたカタチになったなりよね。

具体的な数字を見ていくと、2204万9544人の入場者数は1985年の「つくば博」の2033万人を抜く立派なもの。日本で開かれた国際博としては1970年の「大阪万博」の6422万人、1990年の「大阪花博」の2313万人に続く歴代3位の入場者数となったなりよ。こうして並べると「大阪万博」の凄さを改めて知ることになるなりが、あれから30年以上が経過し、世界的に「万博不要論」が活発に議論されるようになった現在において、それでもなお2204万9544人の入場者数を記録できたのは大したものなりよね。最終日となった25日には期間中最高の24万4052人が入場するなど、特に9月に2度あった三連休での「駆け込み入場」が入場者数を大きく押し上げていたなり。

収支面はまだ正確な数字は出ていないなりが、入場券収入は予想を150億円も上回る400億円以上、グッズ販売は予想を200億円も上回る800億円以上と黒字ラッシュ。愛知万博そのものの黒字は100億円前後になるようなりが、万博開催による愛知、岐阜、三重への経済効果は約1兆2800億円になるとの試算もあり、まさに「万博特需」に湧いた半年だったなりね。

ただ、問題はこれから。まず、100億円の利益に関しては、万博協会が経済産業省、愛知県、名古屋市などと懇談会を開き、1年程度の時間をかけて使い道を決定。基本的には万博跡地を整備した公園の維持・管理費などに充てられることになると思うなりが、ほかの有効利用の道も模索することになるなりね。会場に建設されたパビリオンなどの施設は、「サツキとメイの家」と「迎賓館」、リニアモーターカーの「リニモ」、一部の空中回廊を除いてすべて撤去。「つくば博」のときにも、煌びやかなパビリオンが次々と無くなるシーンをテレビで見て悲しい思いをしたなりが、万博は一部施設を除いてこの世から完全に消え去ってしまうのが寂しいなりよね。

コ○助の周囲にも愛知万博を訪れた人はたくさんいるなりが、万博好きを公言していたコ○助は、残念ながら時間の折り合いが付かず、行くことができないまま閉幕してしまったなりよ……。もう万博好きとは言えないなりね。これだけ盛り上がったのに、自分が体験できなかったことが悔やまれるなり。無念。

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