続投要請を固辞、オリックスの仰木彬監督が勇退へ。

2005/09/25 15:22 Written by コ○助

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パ・リーグはプレーオフに進出する上位3チーム(ソフトバンク、ロッテ、西武)が確定し、あと一歩及ばなかったオリックスは今シーズンの「終戦」を迎えたなりが、それに合わせて仰木監督は今季限りでの辞任の意思を固めたようなりよ。高齢ゆえの体調面への不安がたびたび囁かれ、シーズン中から「勇退説」が流れてはいたなりが、現場復帰からわずか1年で再びユニフォームを脱ぐことになるなりね。

スポーツ報知によると、球団側は早い段階から仰木監督に続投のラブコールを送り続け、宮内義彦オーナーは「当然、やってもらえるものと思っている」とラブコールを送り、小泉隆司球団社長も「上から下まで仰木監督で一致している」と球団を挙げて来季の「仰木体制」維持に向けて動いてきたなりよ。ただ、仰木監督は3年前に大病を患っており、今シーズンも夏場以降は断続的に風邪の症状が続いたり、定期検診の頻度が上がったりと、あまり体調が良くないようなシーンが再三見られたことから、球団側も最終的には仰木監督の意思を尊重。勇退を認める方針に切り替えたようなりよ。

そうなると気になるのは後任の人事。スポーツ報知には今季限りで広島を退団することが確実視されている三村敏之ヘッドコーチを監督としてリストアップしているというなり。現役時代からコーチ、監督と広島ひと筋だった三村氏がオリックスの監督に? との違和感は拭えないなりが、オリックスは三村氏の堅実な手腕を高く評価しており、2003年にも監督就任の打診をしていたなりね。2006年からオリックスの指揮を執ることになれば、3年越しのラブコールが実現することになるわけなり。三村氏自身も広島以外の球団で指揮を執ることは前向きに考えているようなので、条件さえ折り合えばすんなりとオリックスの監督に就任しそう。ちなみに、三村氏の監督としての実績は、5年間で337勝323敗1分け、勝率.511。

今シーズンは主軸として期待されていた村松有人外野手(打率.245、0本塁打、28打点)や谷佳知外野手(打率.244、6本塁打、34打点)、北川博敏内野手(打率.259、16本塁打、67打点)らが揃って不振だったほか、投手陣も現在14勝を挙げているJP投手以外はなかなか苦しい台所事情。そんな中でも先発オーダーの入れ替えや継投策などで随所に「仰木マジック」を見せながら、プレーオフ進出目前まで争ったのはさすがなりよね。

今回の勇退理由が体調面への不安であることから、年齢的なことも併せて考えるともう現場復帰は無いかもしれないなりが、アドバイザーのような名誉職のポジションを球団側が用意する可能性もあるようなので、今後もオリックスのチーム強化に向けて頑張って欲しいものなり。

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