猛暑が影響、北海道厚岸特産「カキえもん」がピンチ。

2005/09/23 15:15 Written by コ○助

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日本全国、牡蠣の産地はあちこちにあるなりが、代表的な産地のひとつが北海道の厚岸。身のふっくらとした良質な牡蠣が育つことで知られる産地なりが、この厚岸で近年独自の養殖法で育てられている「カキえもん」という品種の牡蠣があるなり。最近は毎年冬になると話題になることが多いので「カキえもん」の名前を聞いたことがある人は少なくないと思うなりが、今年の猛暑の影響で、今、「カキえもん」がピンチのようなりよ。

朝日新聞によると、猛暑によって海面温度が上昇したことで、牡蠣の殻が通年よりも早く成長。殻と身のバランスが崩れ、昨秋と今春に海入れした種苗(稚貝)計629万個のうち、約64%が死んでしまったというなり。死んでしまったのはほとんどが種苗のため、すでに成長して今冬の出荷を待っている牡蠣に関しては安定した出荷が見込めるようなりが、来年以降は品不足になる可能性があるため、関係者を悩ませているというなりよ。

「カキえもん」は「カキの貝殻の粉末1粒ずつに幼生を付着させ、網かごに入れて海中で育てる。シングルシード法と呼ばれ、波に揺られながら育つので殻は丸みを帯び、独特の深い甘みが特徴」(朝日新聞)。北海道ではほかにもたくさんの種類の牡蠣が養殖されているなりが、ほとんどの牡蠣の種苗は宮城県などの道外から持ってきたものなりよ。ところが、「カキえもん」は種苗の段階からすべて厚岸で育てるため、「純厚岸産」の特産品として売り出しているなりね。まだ流通量は少ないなりが、地元や首都圏を中心に出荷され、その評判は上々だというなり。

これから出荷量を増やしていこうという矢先に大量に種苗が死んでしまったのは先行きが不安ではあるなりが、牡蠣愛好家としては関係者の方には頑張っていただいて、なんとかもっと簡単に手に入るような環境を整えて欲しいところ。コ○助はまだ「カキえもん」未体験なので、食べてみたくて仕方ないなりよ……。

ところで。牡蠣の大量死のニュースを聞いてふと思い出したのが、コ○助もオーナーになっている広島の養殖牡蠣いかだ。今年は台風が悪さをして広島あたりもずいぶんと荒れていたので成育に影響を与えていなければ良いなぁ、と心配になったので、オーナー権を販売しているクニヒロのホームページにある「成育状況日記」を覗いてみたなりよ。すると、8月に更新されたのを最後に、全く更新されていないじゃないなりか! 9月5日に店長が掲示板に「かなり大きな台風なので、イカダが心配です。台風が過ぎてから、イカダの状況確認に行ってきます。成育日記で報告します」と書き込んでいたのに、報告が無いなんて怠慢なり!(笑)。まあ自然災害で牡蠣いかだがダメージを受けても、「どんなことがあってもむき身で3Kg以上、殻つきで100個」保証すると約束しているので、何の心配も無いなりが、せっかく成育日記のコーナーがあるなりからね。もう少し自分がオーナーになった牡蠣の様子を知りたいところなり。

話が反れてしまったなりが、牡蠣の本格的なシーズンはもうすぐそこ。まだこれから台風がいくつか来るので、どうか各地の牡蠣がダメージを受けることなく、安定した供給ができることを祈っているなり。

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