ヤクルトが「古田監督」を正式要請、受諾に前向き。

2005/09/23 12:07 Written by コ○助

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シーズンも残りあとわずか。21日には若松勉監督が正式に辞任を表明し、来季の新体制に向けて着々と動き始めているヤクルトなりが、22日に多菊善和球団社長と古田敦也捕手が都内で会談。正式に来季監督への就任要請が出されたなり。古田選手はまだ今シーズンが残り15試合あることを理由に態度を保留したようなりが、基本的には受諾に前向きな様子。いよいよ「ヤクルト・古田監督」誕生の道筋が見えてきたなりよ。

多菊球団社長との会談の中では細かい契約年数や年俸などの条件面はあまり話されず、来季以降のヤクルトの在り方についての大局的な話し合いが行われたようで、今オフにもポスティングシステムでメジャーを目指すとたびたび報じられてきた石井弘寿投手や岩村明憲内野手の慰留方針などが話題に上ったようなり。これまで多菊球団社長は選手のメジャー移籍には寛容な姿勢を見せてきたなりが、古田選手が中継ぎの柱である石井投手と、打の柱である岩村選手の離脱による大幅な戦力ダウンを懸念しているため、多菊球団社長も方針を転換。球団を挙げて慰留に努めることになったなりね。

古田選手は当初、球団が改革に本腰を入れなければ監督への就任はおろか、他球団への移籍も辞さない姿勢と伝えられていたなりが、多菊球団社長との会談後には笑顔で報道陣の質問に答え、球団の熱意は感じたかとの問いかけには「もちろん」と語るなど、就任要請受諾に前向きな姿勢であることを示唆していたなり。

さて、「古田監督」が誕生した場合。以前から注目されているのは古田選手が現役を続行しながら監督も務める「プレイングマネージャー(選手兼監督)」になるのか、それとも現役を引退して監督に専念するのかというところ。スポーツ各紙の報道を見る限りでは、やはり古田選手は現役続行への想いが強く、また、球団側も「プレイングマネージャー」誕生に肯定的な姿勢を見せているため、南海時代の野村克也氏以来、29年ぶりの「プレイングマネージャー」が実現することになりそうなりよ。

師匠の野村氏と弟子の古田選手がともに「プレイングマネージャー」の道を歩む。なんだか運命的なものを感じないわけにはいかないなり。正式に「古田監督」が誕生するにはまだしばらく時間がかかりそうなりが、ヤクルトファンならずとも、楽しみにその発表の時を待ちたいなりね。

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