18日のヤクルト戦に阪神が快勝し、2位中日が敗れたために優勝へのマジックはいよいよ8。今の勢いならば、早ければ今週中にも優勝が決まりそうな気配なりが、阪神優勝時恒例の「道頓堀Vダイブ」を阻止するべく、今年も大阪府警が厳戒態勢を敷くなりね。1985年、2003年の優勝時にも警察が出動したものの、制止を振り切って阪神ファンは次々と道頓堀へダイブ。1985年にはケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダース人形を道頓堀に放り込み、2003年には5,300人が飛び込んで死者を出したほど「暴走」する阪神ファンなりが、果たして今年は「暴走」を止めることができるかどうか。

大阪府警は阪神ファン対策のひとつとして、すでに「Vダイブのメッカ」でもある戎橋にガラス窓をはめ込んだ高さ2メートル以上の柵を設置。景観を変えてでも阻止するという強い決意のようなものを感じる柵なりが、さすがに2メートル以上ともなると容易に乗り越えることはできないので、2003年時ほどのダイブが敢行されることは無さそうなりよ。コ○助も大阪に行ったときに実際に柵を見てきたなりが、これが結構な高さ。まあお祭り騒ぎになって戎橋に阪神ファンが襲来した場合、肩車をしてでも乗り越える人は出てくるような気もするなりが、数は2003年に比べたら激減しそうではあるなり。

ただ、柵があるからといって大阪府警は警戒を緩めるわけではなく、2003年時と同等の約2,000人の警察官（機動隊含む）の配備を決定。優勝当日には戎橋周辺だけでなく、柵のない太左衛門橋周辺を重点的に警備するほか、戎橋から太左衛門橋まで続く遊歩道の封鎖も検討しているというなり。また、強行突破してダイブする人が出た場合の危険性を減らすために、道頓堀川の水位を高くしておくといった予防策も検討されているのだとか。まさに騒然といった感じなりね（笑）。

まあ18年ぶりに優勝した2003年時と、2年ぶりの優勝となる今年とでは、ファンの熱狂度が違うのは確か。結構、冷静に今回の優勝を受け止めているファンも多いので、2003年時ほどの暴動は起きないと思うなりよ。単に騒ぎたいだけの人もいるので、道頓堀に阪神ファンが集結するのは間違いないなりが、さすがに5,000人を超えるダイブは無いかなぁ、と。

以前に比べればキレイになっているとはいえ、糞尿入り交じる道頓堀川へのダイブは自殺行為に等しいもの。優勝は嬉しいのでハメを外すのは良いと思うなりが、常識の範囲で優勝を楽しみ、味わいたいなりね。