丸の内オアゾに飾りパン「サグラダファミリア」現る。

2005/09/15 16:38 Written by コ○助

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それほど見かける機会は無いなりが、店内の壁面などにパンで作ったオブジェが飾られているパン屋さんをたまに見かけることがあるなりよね。小さなパンのパーツを組み合わせて大きなオブジェを作ったり、壁画のようなものを作ったり。細かい仕事ぶりに「パンでこんなことができるのか」と驚かされることもしばしばなりが、こうしたパンのことを飾りパン、もしくは細工パンと呼ぶなりよ。パンで作った人形や文字などもこのカテゴリに入るなりね。

飾りパンはフランスやドイツではひとつの文化として根付いているなりが、日本には16世紀に食べるパンの文化は伝来したものの、飾りパンに関してはちゃんとしたカタチで伝来することがなかったため、文化として根付かずに現在に至っているなり。そのため、国内には飾りパンのプロはそれほど多くはないのが現状。あまり需要がないという社会状況も相まって、なかなか飾りパンが陽の目を見ることが無いなりよ。

そんな「飾りパン後進国」とも言われる日本ながら、パンの世界のワールドカップとして知られる「クープ・デュ・モンド」の飾りパン部門で、1996年のグランプリを獲得した日本人がいるなり。その人物は神戸屋の馬場正二氏。現在は神戸屋キッチンのルミネ立川店の店長を務めているようなりが、この度、丸の内オアゾの開業1周年を記念して壮大な飾りパンを馬場氏が製作したなりね。テーマに選んだのは「バルセロナのサグラダファミリア」。1882年の着工して以来、今なお建造が続いているアントニオ・ガウディ設計の大聖堂なり。

世界が認める飾りパンの腕がどのようなものなのか、コ○助も気になったので実際に見に行ってきたなりよ。9月14日からのイベント「丸の内オアゾ 1st Anniversary」(〜10月10日)に合わせ、「○○広場(おおひろば)」に展示されているなりね。

想像していたよりもサイズは大きく無かったなりが、それでもスケール感のある作品だったなりよ。ひとつひとつのパーツの作りの細かさは圧巻。そして全体を見渡すと、スケールに合わせてデフォルメはされているものの、確かに「サグラダファミリア」に見えるなり(当たり前)。こんな飾りパンだったら、何かのイベント会場や結婚式などに展示しても素敵なのに。日本でも飾りパンという文化が根付くと良いなぁ、と思わせてくれる作品だったなり。

展示期間はまだ1か月近くあるので、丸の内オアゾを訪れる機会があれば、ぜひ「サグラダファミリア」もチェックして下さいませ。

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