広島の山本浩二監督が引責辞任、後任は外国人監督を招聘へ。

2005/09/06 18:30 Written by コ○助

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かつてはAクラスの常連だった広島も近年は成績が振るわず、長い低迷期が続いているなりよね。江藤智内野手や金本知憲外野手といった主砲が他球団に流出したことや、投手陣の世代交代が上手く進まずにいることが低迷の要因なりが、2001年に監督に就任して以来、5年連続でBクラスに低迷した責任を取って山本監督が今季限りで辞任することが明らかになったなりよ。ファンからはその采配や選手起用法を疑問視する声も少なくなかっただけに、5年の年月と最下位という順位を考えたら、ちょうど良い区切りなのかもしれないなりね。広島は9月6日現在、49勝69敗3分け、勝率.415の最下位。

気になる後任の監督には、かつて広島でプレーし、現在はインディアンス傘下3Aのバファローで監督を務めているマーティー・ブラウン氏の就任が有力なのだとか。これまた意外な名前が飛び出しているなりが、ブラウン氏の選手育成手腕はアメリカの球界関係者の間でも評価が高いようで、昨年はバファローをリーグ優勝に導き、所属するインターナショナル・リーグの最優秀監督賞を受賞。また、権威ある野球週刊誌の「ベースボール・アメリカ」で、マイナー全体の最優秀監督賞を受賞しているというなりよ。そんなに成功をしていたとは……。

ブラウン氏は1992年から1994年までの3シーズンに渡って広島に在籍。コ○助もブラウン氏のプレーをよく覚えているなりが、打撃にはそれほどの威圧感は無かったものの、とにかく野球を楽しんでいるようなハッスルプレーが目立つ選手だったなりよ。3年間の成績は257試合に出場し、打率.256、50本塁打、165打点。3年目にはほとんど活躍をしなかったので、2年目の1993年のシーズンに27本塁打を放ったのが唯一のインパクトと言っても良いなりね。甲乙丙で言えば、乙クラスの助っ人だったなり。

日本で外国人が監督を務めるとなると言葉の壁や生活習慣の違いが問題になるなりが、広島で3年間プレーした経験もあるので、その辺はあまり心配する必要は無さそう。最近はロッテのバレンタイン監督や日本ハムのヒルマン監督などの成功例も増えているので、思い切った改革を断行するために外国人監督を招聘するのは良いかもしれないなりね。

ちなみに、広島は1975年にインディアンスのコーチを経て広島の打撃コーチを務めていたジョー・ルーツ氏を監督に昇格させ、チームの再建を託したことがあったなり。ルーツ氏は数々の「メジャー流」のチーム改革を断行、「強いカープ」の礎を築いたなりが、日米の野球の違いから事あるごとに審判と衝突し、開幕からわずか15試合で辞任してしまった苦い経験を持つなりよ。結局、そのシーズンは後を引き継いだ古葉竹識監督がチームを優勝に導いたため、今なお「ルーツ氏の改革が実を結んだ」と評されることが多いなりね。

来季からブラウン氏が指揮を執ることになれば、きっとルーツ氏の苦い経験は活きてくるはず。再び「強いカープ」を取り戻すべく、さまざまな改革を断行してくれると期待しないわけにはいかないなり。今オフの正式発表を楽しみにしたいなりね。

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