ドジャース傘下3Aの中村紀洋内野手、来季の日本復帰を示唆。

2005/09/04 15:39 Written by コ○助

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中村紀洋選手がオリックスと近鉄の合併新球団への入団を拒み、ポスティングシステム利用を申請してドジャースへの入団を決めたのは今年2月のこと。FA権を行使してメジャー移籍を目指した2年前のドタキャン騒動が尾を引き、獲得に名乗りを上げる球団がなかなか現れなかったために、「年俸は日本での5億円から10分の1の50万ドル」「マイナー契約」というかなり不利な条件でドジャースと契約を結ぶことになったなりね。ただ、中村選手は、「夢の舞台」であるメジャーへの挑戦ができることを素直に喜んでいたことは記憶に新しいところなり。

入団時にはマイナー契約を結んだため、今春のキャンプでは開幕メジャー枠を巡って結果を残す必要があったなりが、キャンプからオープン戦前半はメジャーのスタイルに戸惑い、なかなか結果を残すことができず。オープン戦後半からは徐々に成績を上げ、結局オープン戦は20試合に出場、44打数14安打、打率.295、3本塁打(チーム1位タイ)、8打点(同3位)という堂々たるものだったなりが、投手を多めに登録せざるを得ないチーム編成上の問題で開幕メジャー枠から漏れてしまったなりね。

「まさか」のマイナー通告を受けた中村選手は、この処遇にかなりご立腹だったようで、「代理人と相談するが、オファーがあれば日本も含めて考えたい」「心の中では『何でかな?』とずっと考えてた。張りつめてたものが切れた感じ」と、4月にして早くもメジャー挑戦断念を示唆していたなりよ。この辺が中村選手がなかなかファンに支持されない理由でもあるなりが、中村選手らしいところでもあるなりよね(笑)。

ただ、その後は「3Aで結果を出してメジャーを目指す」という姿勢に切り替えてプレーに臨んでいたなりが、早くも4月10日にはメジャーに昇格。4月29日にはメジャー初打点を挙げ、中村選手は公式ページで「ようやくチームの一員になった気がします」とその喜びを語っていたなりが、5月9日には再びマイナー行きが通告され、現在に至っているなりね。ちなみに今季のメジャーでの成績は17試合に出場し、打率.128(39打数5安打)、0本塁打、3打点。マイナーでの成績は9月3日現在、98試合に出場し、打率.247(348打数86安打)、22本塁打、66打点。残念ながら3Aでも決して良い成績を残しているわけでは無いなりよ。

今季もシーズン終盤に差し掛かったことで、来季の去就について考える時期になってきたなりが、こうした厳しい状況に置かれている中村選手が注目発言をしているなりね。スポーツニッポンが本人に直撃したところ、「誘われているうちが華だし、日本の球団からそういう話があれば考える。今のところ、自分の耳には届いていないけどね」「実現できるかどうかは分からないけど、40歳まではやりたいと思う」と、来季もアメリカでプレーするのが第一希望ではあるものの、条件次第では日本への復帰も示唆しているようなりよ。まだ具体的な動きは無いなりが、水面下では中日、楽天、オリックスなどが調査を開始しているのだとか。マイナーでのプレーにはほとほと嫌気が差しているようなので、日本の球団から正式オファーがあれば、ガッツリ食い付いて来そうなりねぇ。

かつては日本を代表するスラッガーだった中村選手のメジャー挑戦はたった1年で終わってしまうのか。それも残念な話なりが、状況を考えればやむを得ないのかもしれないなりね。今オフ、各球団の動きと中村選手の決断から目が離せないなり。

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