クモを焼き殺そうとして、家を燃やす。

2005/09/02 12:39 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ウォール真木の家は以前この辺りが農場だったせいか、それとも単にまだ回りに雑木林が多いせいか、昆虫・動物・その他の生き物が多いところです。それだけなら別にかまわないのですが、彼らは「野生の生き物」のくせに人間の住処も大のお気に入りときたもんだ(汗)。特に秋になると暖かい場所を求めて家の中に侵入してくるので、それを攻防するのが一苦労です。

隙間があるとは思えないのに、いつの間にか壁に張り付く虫たち。アリやてんとう虫なら別に怖くないけれど、さすがに大きなクモとかになるとちょっとゾッとしてしまいます。しかし娘たちも怖がるかと思いきや、彼女たちは意外と野生児。先日「ペットにするのぉ」と捕まえてお菓子の小箱に入れていました……。知らずに開けた瞬間、ぶっ飛ぶかと思いましたよ、まったく。

さてクモが苦手な人というのは、別に珍しくない話だと思いますが、それを駆除しようと躍起になってしまい、とんでもない結果になってしまった女性がドイツにいたそうです。

34歳のこの女性、家の中やその周辺に現れるクモの大群にイライラが溜まっていたとか。そしてある日とうとう我慢できなくなって、にっくきクモを全滅させようと立ち向かうことにしたのでキ。彼女が手にしたのはヘアスプレーとライター。007の映画で確かありましたよね、スプレーの噴射に火をつけて即席の火炎バーナーを作るやつ。アレですよ。アレで敵を焼き殺そうとしたのです。

ところが火が付いたのはクモではなく、なんと彼女が彼らから死守しようとした、その住処だったのです。あれよあれよとお家は全焼。隣家も半焼させる被害だったそうで。およよ。

消火にあたった消防隊員の話では、敷地内丸焦げでそれこそ「虫一匹」生き残っていないとかで、それだけは不幸中の幸いといったところでしょうかねぇ。あ、ちなみに彼女とその家族も無事だったそうです。

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