SF映画の異種格闘技戦「エイリアンvs.ヴァネッサ・パラディ」。

2005/08/31 20:11 Written by コ○助

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「エイリアンvs.プレデター」「フレディvs.ジェイソン」など、SFやホラー映画の分野では人気キャラクター同士の対決作品の公開が相次いでいるなりが、今度はさらなる異色の対決作品が公開されることになったなりよ。その名も「エイリアンvs.ヴァネッサ・パラディ」。地球侵略をもくろむエイリアンと、「フランスの歌姫」ヴァネッサ・パラディの対決モノという、かなりのキワモノ映画なりね(笑)。

ヴァネッサ・パラディと聞いてパッとイメージが思い浮かばなくとも、ジョニー・デップの事実上の妻といえば、ピンと来る人も多いかもしれないなり。事実上の、というのはジョニー・デップとは7年間に渡って交際し、現在6歳と3歳の子どもをもうけているにも関わらず、入籍はしていないから。なぜ籍を入れないのかについては、「Vanessa Paradis(ヴァネッサ・パラディ)の名前があまりに美しいので、ヴァネッサ・デップにしたくない」とジョニー・デップ本人が説明しているなりが、それ以外の理由は特に無いようなので、ヴァネッサ・パラディは「ジョニー・デップの妻」と紹介されることが多いなりよ。

仕事の面では14歳の時に発売したデビュー曲「Joe Le Taxi(夢見るジョー)」が、ヨーロッパで大ヒットを記録し、フランスのアイドルの頂点に。その後も活躍を続けたヴァネッサ・パラディは「フランスの歌姫」と呼ばれようになり、全米進出を目指して1992年にはレニー・クラヴィッツのプロデュースによる全編英語詞のアルバム「ビー・マイ・ベイビー」を発売し、大きな話題を呼んだなりね。女優としても何本かの映画に出演し、映画デビュー作の「白い婚礼」ではヌードを披露するなどの体当たりの演技が評価され、フランスで最も権威のある映画賞セザール賞の新人賞など、フランス国内の映画賞を総なめ。ほかにもジャン・レノと共演した「奥サマは魔女」、パトリス・ルコント監督の「ハーフ・ア・チャンス」「橋の上の娘」などに出演し、女優としても一定の評価を得ることになったなり。

コ○助はパトリス・ルコント監督の「橋の上の娘」に主演していたヴァネッサ・パラディを見て「素敵な女優さんだなぁ」と思っていたなりが、その後、あまり女優として目立った活動をしていなかったのでどうしているかとは思っていたなりよ。歌手としての活動はほとんど知らないに等しいなりが、女優としては、もっとその出演作を観たいなぁ、と。それなのに、それなのに(笑)。久しぶりに名前を聞いたのが「エイリアンvs.ヴァネッサ・パラディ」なりからね。あまりに「橋の上の娘」とは対極の作品への主演なので、ビックリしてしまったなり。

「エイリアンvs.ヴァネッサ・パラディ」の舞台はフランスの片田舎の小さな町。フェスティバルのステージで歌う主人公コンチャ(ヴァネッサ・パラディ)を巡り、フェスティバルに参加するために町を訪れたスタントマン(ジェイソン・フレミング)と、自分の立場を利用してコンチャとの交際を迫る音楽プロデューサー(ブノワ・ポールヴールド)が恋の駆け引きをする……と、ここまではよくある女性1人に男性2人の恋愛物語風なりが、なぜかこのストーリーに突然エイリアンが割り込んでくるなりね(笑)。田舎の町を襲ってきたエイリアンに、ヴァネッサ・パラディが立ち向かうことになるようなりよ。

「橋の上の娘」のヴァネッサ・パラディのイメージで観たら、絶対にガッカリすることは分かってはいるものの、怖いモノ見たさで「エイリアンvs.ヴァネッサ・パラディ」を観てみたい気も。上映される劇場は少ないなりが、気になる人はぜひチェックしてみて下さいなり。

※ちなみに、この作品の原題は「Atomic Circus」なりよ。邦題で遊びすぎなり(笑)。

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