低視聴率打破へ、日本テレビの「秋の大改編」全内幕。

2005/08/29 20:46 Written by コ○助

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1992年から12年間連続で「年間視聴率3冠」という金字塔を打ち立てた日本テレビも、最近は週間視聴率ベースではトップの座を明け渡すこともしばしば。これは巨人戦中継の視聴率低迷に加え、朝や夜のニュース枠が弱いことなどの複合的な要因が重なっての結果なりが、こうした低迷状態を打開するべく、今年の秋には大きな改編を断行する考えのようなりよ。まだ具体的な改編内容が正式に発表されているわけでは無いなりが、現在発売中の「週刊現代」に、その内幕についての記事が掲載されているので少し見ておくことにするなりね。

・夜のスポーツニュース番組「SPORTS MAX」を打ち切り。新キャスター候補に横浜の佐々木主浩投手の名前も。
・朝の看板番組「ズームイン!! SUPER」の打ち切り案(年明けの可能性も)。
・「ズームイン!! SUPER」枠と「ザ! 情報ツウ」枠の統合を計画。
・関西の朝の人気番組「なるトモ!」を関東でも放送開始。
・久米宏の対談番組を準備。日曜22時からの「おしゃれイズム」枠が候補に。
・日曜朝の人気番組「いつみても波瀾万丈」の打ち切り案。
・堅調な数字を叩き出す島田紳助を起用した番組を増やす意向。
・日本テレビを退社してフリーとなった福澤朗を起用した番組を用意する可能性も。

確定情報ではなく、「案」の段階のものが多いのでどの程度の信憑性がある話かは分からないなりが、この「案」が現実のモノとなれば、大きな改編になることは間違いないなりね。特に大きいのは日本テレビの看板番組である「ズームイン!! SUPER」の打ち切り。かつては「朝の番組といえばズームイン」とまで言わるほど絶対的な地位を築いていた同番組も、最近はフジテレビ系の「めざましテレビ」やTBS系の「みのもんたの朝ズバッ!」の後塵を拝することが多く、テコ入れが急務となっているなりよ。現司会者の羽鳥慎一アナも決して悪くは無いなりが、初代の徳光和夫、2代目の福留功男、3代目の福澤朗に比べるとキャラクターが弱いのは明らか。裏のみのもんたの濃さには、とても太刀打ちできないなりよね。前身の「ズームイン!! 朝!」から数えれば26年間も続いている番組なので、打ち切りには大きな決断が必要なりが、転機を迎えているのは確かなり。

アジアの生活情報を伝えるバラエティ番組「A」があっさりと打ち切りとなった久米宏が日本テレビに再登板するという話は、以前から漏れ伝わってきている話なりが、具体的に「対談番組」「日曜22時枠」という話が出てきているなりね。現在「おしゃれイズム」を放送しているこの枠は、3月まで放送していた「おしゃれカンケイ」に比べると視聴率が半分まで下がっていることから、「おしゃれイズム」の打ち切りは時間の問題なりよ。ただ、古館伊知郎がかつて高視聴率を叩き出していた枠に久米宏が登板するかどうかは微妙なだけに、すんなりとこの枠に収まるかどうかは、まだ流動的と言えそうなり。

「いつみても波瀾万丈」も長年続いている番組なので打ち切りが決定したらショックなりが、波乱に満ちた人生を語るゲストが最近はいなくなってきたことから、制作が苦しい状況のようなりよ。また、福留功男の出演料が高く、スタッフの受けも良くないことも、打ち切り案が浮上している要因だというなり。

プロ野球がシーズンオフとなり、巨人戦の中継がなくなる秋から冬にかけてを視聴率回復への勝負どころと見て、日本テレビが攻勢をかけるのかどうか。その改編の内容には注目しておきたいところなり。

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